スタッフの目標設定でいつの間にか強くなるチーム作り

スタッフの目標設定でいつの間にか強くなるチーム作り PART1

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講師
植田憲太郎
医療法人UDC
理事長総合治療ディレクター

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動画時間:00:11:51

講師紹介 植田憲太郎

  • 植田憲太郎
  • 医療法人UDC
  • 理事長総合治療ディレクター
  • 大阪市内の大手医療法人での勤務後、大阪府箕面市にうえだ歯科クリニックを開院 翌年医療法人化 その後、質が高く患者さんが選びやすい価格の自由診療と、デジタルデンティストリーを推進すべくCADCAM専門の歯科技工所と、自由診療専門院(大阪市内)を開設。 2020年からは院内で指導者となり得る若手の歯科医師を全国に育成すべく、コンサルタントとして複数の歯科医院内で様々なプロジェクトを進行中。診療内容としてはインプラントのトラブルを解決するインプラントリカバリーと、インビザライン治療の件数が多い。
  • プロフィールページ

こんな方におすすめ

・スタッフ育成に悩みを抱えている先生 

・組織づくりを課題としている先生 

・スタッフと共に成長していきたい先生

動画の紹介

前回の植田先生によるセミナーのおさらいです。 

前回セミナーでもらった質問への回答と歯科医療スタッフチーム育成のために重要なことに関してお話くださいます。

このコンテンツは、新進気鋭の専門知識を持ったDrチーム「MeLoS」(https://melos-twheels.jp/)が推進する、院長を支える勤務医育成プロジェクトの中心人物である、医療法人UDCの理事長植田憲太郎先生にお願いし、今現在様々な課題に直面する院長先生向けに、スタッフ育成をテーマにお話しいただきます。

当社主催のセミナーでアンケートを取得したところ、「スタッフ教育」をテーマにしたセミナーを開催してほしいとリクエストをほぼ毎回いただきます。 

植田先生には、日々様々なクリニックへコンサルティングする現場で経験したことや、実際にどのようなことが原因で組織がまとまっていないのかを掘り下げてお話しいただきます。 スタッフ教育に悩んでいる先生にはぜひともご覧いただきたいコンテンツです。

動画内容

「歯科医療スタッフの成長が感じられない…」

そうお悩みの方はいらっしゃるのではないでしょうか。

 

今回は植田先生をお招きし、理事長先生や医院長先生がいらっしゃって続く2番手、3番手にあたる歯科医師の成長を促す仕掛けを手に入れるために知っておくこと、やるべきことを解説して頂きます。

スタッフの目標設定でチームは強くなる

歯科医療スタッフの形態としては、副院長や分院長を雇用し、そこに続く2番手3番手の歯科医師を導入する手法が多いようです。

けれども、彼らの能力を最大限に引き出すためには、まず彼らが気持ちよく法人や医院の中で仕事ができなければなりません

ワークバランス重視の歯科医師の価値観を理解する

「平成世代の歯科医師を2番手、3番手と雇用する場合、まずは彼らの価値観を考えてあげることが大切です」と植田先生は仰っております。

世代が違えば価値観も変わってくるため、まずは彼らの世代ならではの価値観を理解してあげた上で、現在にあるべき歯科医師が持つべき意識と知識を身につけてもらうようにする必要があるそうです。

 

「平成世代の歯科医師の方はワークライフバランスを重要視しているように感じられます。働いた分、しっかり給与がほしいということです」

 

そう話す植田先生は「報酬をしっかり与えることができる仕事内容を考えていただく必要があります」と続けました。

開業医になりたい歯科医師が減少

現在は5年前、10年前と比べて開業したいと考える歯科医師は激減しているとのこと。

 

だからこそ、クリニックの中で彼らに合った仕事を見つけてあげることができれば長くクリニックのために仕事をしてくれるという性質があるのだそうです。

 

「そのためには、楽しくやりがいがある職場づくりを意識する必要があります」とのことでした。

スタッフチーム作りでやってはいけないこと

スタッフチーム作りでやってはいけないことは、理事長や委員長が主体となって診療にあたる、または2番手3番手の歯科医師に全部を任せるというこの2つのパターンです」と植田先生。

 

職務内容の割り振りはとても重要なのだそうです。歯科医師ひとりひとりが理事長や医院長のように全てを1人でこなせるようにする育成は、場合によりけりですがあまりよくないと植田先生は仰いました。

総合的に助け合って医院を支えていく

職務内容の割り振りは基本的に1番手の先生と2番、3番手の先生で割り振っていただきます。

これは平成世代の歯科医師にとって、固有の業務を与えることが自己肯定感を高めて技術も上がるからだそうです。

 

「お互いに助け合う前提で2番手、3番手の先生と1番手の先生が総合的に運営をしていく形が理想だと感じております」とのことでした。

【前回の質問から】マウスピース矯正にあたりローコストマウスピースの使用について

平成世代の歯科医師である彼らの成長を伸ばしていく際の目標設定についてですが、まずはどのように評価していくかを決めることが大切とのこと。

 

「前回の講義でローコストマウスピースへの印象について、という質問があったのですが、今回の歯科医師の目標設定や評価に繋がるものがあるのでここで回答と解説をさせていただきます」と話した植田先生。

 

前回の講義で、ローコストのマウスピースを使うことによって矯正分野の利益を上げていきたいというご意見がありました。その点について、植田先生は歯科医師の育成と絡めてお話ししてくださいました。

インビザラインドクターのシンポジウムに参加した植田先生の初見

「2023年3月の頭に世界のエンビザラインを行っている先生の中で、症例数が多いインビザラインドクターを集めたシンポジウムのようなものに参加してきました」と植田先生。

 

人数はおよそ300人ほどの実績がある歯科医師が集まる会だったそうです。

そのシンポジウムに参加して植田先生は「アラインテクノロジー自体は、他のマウスピース矯正の追随は全く許すつもりはありません

資金投下の仕方がそもそも違いますので他メーカーのローコストマウスピースでマウスピース矯正でマウスピース矯正に追いつくのはまず無理でしょう」と仰いました。

 

ローコストマウスピースは使い方次第

アライナー矯正やマウスピース矯正を武器として進めていく矯正診療にてローコストマウスピースを使う場合は、

・治療計画が予測通りにいかない

・実現のレベルが安定していない

・メーカーによって大きな差の出現

 

これらのリスクが考えられるそうです。

 

「ただ全く矯正治療に使えないのかといえばそうではありません」と植田先生。

 

「補助的に使用するのであれば、むしろ効果は期待できるのではと思います。

僕自身もその上でローコストマウスピースを院内に取り入れて患者様に提供されていくことがあるくらいです」と仰られました。

 

インビザラインは1番良いマウスピース矯正として提供し、費用面で難しい方や歯間を閉じることや歯列をある程度整えることには対応できるそうです。

ただ、ここは100%効果が期待できるかどうかはやってみなくてはわからないというところは、患者さんにも伝える必要がありそうです。

まとめ

「理想的な治療方針と理想的なゴールに辿り着けるかどうかはわかりません。

ですが、前述した通りこの点を得意とする歯科医師がいたらどうでしょう。知識を持ち寄ってお互いに補完し合うことができれば、ローコストマウスピースであっても十分活躍すると思います。」

 

この点も判断できる歯科医師を育てるためにも、役割を与えて2番手3番手の歯科医師を育てることは重要とのことでした。

 

ここまでお読みくださりありがとうございます。ぜひ動画を観ておさらいし、植田先生の経験や実績から得た知見を現場で活かしてくだされば幸いです。

次の動画では、スタッフ教育に関してさらに深堀りした内容を、引き続き新進精鋭の専門知識を持ったDrチーム『MeLoS』を率いる植田先生が解説してくださいます。

 

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