わたしたちはご縁のつながりを大切にしながら、
ビジョンに向かい、チャレンジし続けます。
一人ひとりが専門家としての自覚を持ち、
現状に満足せず、
自らを省みつづけることができます。
「ありがとう、助かった」
などの感謝の言葉を自らの喜びとして
会社も個人も笑顔の役に立つことで成長し続けます。
五月のしまいの日曜でした。わたくしは賑にぎやかな市の教会の鐘の音で眼をさましました。もう日はよほど登って、まわりはみんなきらきらしていました。時計を見るとちょうど六時でした。わたくしはすぐチョッキだけ着て山羊を見に行きました。すると小屋のなかはしんとして藁わらが凹んでいるだけで、あのみじかい角も白い髯も見えませんでした。