TC の時代が来た! 前編 トリートメントコーディネーターの役割

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講師
鈴木誓子
⼀般社団法⼈⽇本⻭科厚⽣協会
代表理事

こんな方におすすめ

内容


 

患者さんのカウンセリングを行い治療方針をきちんと説明したい歯科医院にとって重要な役割であるTC。

誰でもできる職種ではありますが、誰もがTCになったからと言って円滑に進められる仕事ではありません。

自己流で営業の勉強をしたり、本当にそのやり方が正しいのかなど、学ぶ場所も少ないためなかなか成長することがむずかしい職業です。

このシリーズではTCとして活躍したい方を対象に、現場主義で築き上げたノウハウをマスターカレッジとして主催される先生をお招きし、

どのようにTCとして活躍の場を広げるのか、知恵や知識を付けていくのか。ご自身の学びの場としてぜひご覧いただきたいです。

 


 

紹介


 

この動画は2021年11月26日に行われました

「TC の時代が来た!!」での講演映像になります。

そちらのセミナーを前編.後編に分けてお届けいたします。

動画の紹介

●マウスピース矯正を取り入れようと思っている先生
●日々の診療で困っている事がある先生
●スタッフ教育について悩んでいる先生

動画内容

これからの歯科医院に必須! 「TCの時代が来た!トリートメントコーディネーターの役割」

 

皆さんはトリートメントコーディネーターを知っていますか?

すでに導入されている先生もいらっしゃるかもしれません。

トリートメントコーディネーターは患者さまの「小さな疑問」を解決し、"契約"に結んでくれる歯科医院で重要な役割を担ってくれます。

今回ご紹介するセミナーは、 ⼀般社団法⼈⽇本⻭科厚⽣協会の代表理事である鈴木誓子 先生によるご講演です。

 

トリートメントコーディネーターとは

「患者説明のプロ。歯科医師と患者さまの間に立ってお互いが納得するように説明をする「架け橋」のような存在」

 ついつい、歯科医師・歯科衛生士の私たちはチェアタイムの短縮のために細かい説明を省略してしまうことがあります。

 「これは説明しなくてもわかるだろう」と勝手に決めつけていることもあるかもしれません。

 しかし、患者さまは歯科のプロではありません。 私たちにとっては些細なことも、患者さまにとっては「これはどういうことなんだろう」「先生は説明してくれなかったけど、誰に聞けば教えてくれるのかな。でも、他のスタッフさんも忙しそうだし…」

こういったことが続くと、患者さまの不審に繋がり、他院に転院されてしまうかもしれません。

 患者さまにとっても、歯科医院はコンビニの数を上回るほどあるのですから、いつでも選択肢は多く、他院に転院することができるのです。

 

「知っていましたか?患者説明は義務です」

"患者説明は義務です"文面だけで見ると、「当たり前!」と感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、「日本歯科医師会の提言 歯科医療白書2013年度版」には「分かりやすい説明方法や 話術の習得、説明ツールの整備」がしっかりと決められています。

 そのため、私たちが治療の説明やアフターフォローを行うことは決して特別なことではなく、当たり前に行わなくてはならないことなのです。

 

「説明を丁寧に行い、患者さまに納得いただけたら自由診療を選択する方も増える」

こちらは保険診療件数が年々減少していることがわかるグラフです。

「自由診療が伸びない」という歯科医院は、患者さまにしっかり説明の時間がとれていますでしょうか。

患者さまは"機能性"よりも"値段"に注目して、「お口の中にお金をかけるだなんて」などと思っているかもしれません。

今一度、一人一人の患者さまに合った治療方法を提案してみてはいかがでしょうか。

 

TCを導入すると歯科医師・歯科衛生士のチェアタイムを確保できる!」

 

こちらはTCがいない歯科医院の、各職種の業務内容をまとめたものです。

特に、DADHは業務内容が多く感じます。しかし、TCを導入したところどうでしょう。

 

 DADHの業務内容がそれぞれの専門業務だけになり非常にコンパクトになりました。

このように、それぞれの職種がそれぞれの専門業務に集中でき、そのためにチェアタイムが短縮できる可能性も生まれました。

 

「初診カウンセリングで大切なこと」

 初診カウンセリングで大切なこととして、鈴木誓子 先生は次のようにまとめています。

 

・患者の本当の主訴・デンタルヒストリー・今抱えている想い・既往歴・生活背景などを傾聴し、否定せずに全て受け入れる。

 ・検査の重要性・予防の重要性を伝える。

 ・患者のパーソナリティを知る。

 

 患者さまは、初診の段階ではなかなか心を開いてくれないものです。 そもそも病院に対してマイナスイメージを持っている方が多い中、初めて会った医療従事者に良いイメージを持っているわけがないのです。

ただ、私たちは説明の義務と患者さまのお話を聞く義務がありますので、患者さまと信頼関係を築きながら関われるといいですね。

 

「自費コンサルのポイント5選」

「自費コンサルのポイント5選」

自費コンサルで悩まれた方もたくさんいるのではないでしょうか。契約に繋がらなかった場合、「自分の説明が悪いのかも」なんて責めた日もあるかもしれません。

本セミナーでは自費コンサルにおいて大切なポイント5選も説明しております。

以下でまとめていますのでご覧ください。

まとめ

まとめ

患者さまとの間に「認知の相違」が起こらぬよう、TCを導入してみてはいかがでしょうか。

 

 

 

▶︎この記事は歯科衛生士・医療ライター 西山 によって執筆しています。

 

ORTC歯科ライター
歯科衛生士・医療ライター 西山
 


<プロフィール>
歯科衛生士2年目
小児歯科専門歯科医院で勤務しながら、歯科医院のSNS運用、歯科記事ライターとして活動中。

発達障害児や保護者に対する支援活動を行っている。

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