講師紹介 柴田暁晴
- 柴田暁晴
- しばた歯科・可児おとなこども矯正歯科 院長先生
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この動画では、柴田暁晴先生が歯科技工士の採用から育成、そしてデジタル技工の導入による歯科技工の変革について詳しく解説しています。特に、技工士の将来展望、デジタル化による技工の効率化、技工士の教育におけるポイントなどが網羅されています。
動画の冒頭で、柴田先生は日本の技工士の統計データを紹介し、技工士の高齢化が進んでいる現状や国家試験の合格者数が減少していること、そして離職率が高い理由について述べています。特に、給与や待遇、仕事内容に対する不満が離職の主な理由であり、今後の技工士採用が難しくなることが予測されています。
柴田先生は、横田先生という優秀な技工士との出会いについて語り、彼の採用経緯を詳しく説明しています。横田先生は、柴田先生の医院での治療を受けるうちにデジタル技工の将来性を見込み、就職を決めました。横田先生の経歴や以前の仕事環境との違い、そしてデジタル化によって仕事がどのように変化したかが語られています。
技工士の教育において自由な発想が重要であることを強調しています。また、デジタル技工は「知っているか知らないか」が非常に重要であり、セミナーや他の専門家から学びを得ることが大切だと述べています。柴田先生の医院では、特に有名な講師から直接学び、技工士の技術を向上させています。
技工士のタスクをデジタルとアナログ、そして単価の高低によって4つのカテゴリに分類し、効率的に作業を進めるための戦略が紹介されています。特に、デジタル技工で高単価のタスクを優先し、手間のかかる低単価のタスクは外注するという考え方を提唱しています。
柴田先生の医院では、デジタル化を進めることで外注費の削減に成功しています。オールオンXなどの高額な技工物も内製化することで、コスト削減と品質向上の両方を実現しています。さらに、インビザラインのような高額技工物の内製化に向けた準備も進めています。
外注費の削減分をそのまま技工士の給与に還元するという方針を説明しています。特に、売上と変動費、人件費を毎月公開し、労働分配率を明確にすることで、技工士のモチベーション向上を図っています。
最後に、デジタル技工の進展が歯科診療の未来に与える影響について触れています。特に、AI技術の進化によって、さらなる自動化と生産性向上が期待されることを述べ、若い先生たちにはデジタル技工への積極的な取り組みを推奨しています。
この動画は、デジタル技工の導入を検討している歯科医院経営者や技工士にとって、非常に参考になる内容です。柴田先生の具体的な採用と教育の戦略、デジタル技工の導入による効果、そして将来のビジョンについて学ぶことができます。