こんな方におすすめ
この動画は、新進気鋭の専門知識を持ったDrチーム「MeLoS」(https://melos-twheels.jp/)が推進する、 院長を支える勤務医育成プロジェクトの中心人物である、医療法人UDCの理事長植田憲太郎先生にお願いし、
今現在様々な課題に直面する院長先生向けに、歯科経営をテーマにお話しいただきます。
歯科クリニックを運営していくことに関して、土地柄や診療科目は違えど、どのクリニックも競争があったり患者さんを呼び込むことや 新しい治療方法など導入するなど努力されていることが多いと思います。
しかし実際一番努力されているのは開業医の先生。ご自身の事業ですから努力は当然ですが、スタッフが動いてくれなかったり折角育てた勤務医の先生が独立されてしまったりと
積みあがってはまた同様の問題を繰り返している方もいるかと存じます。 今回のこの動画は、いつまでも同じことの繰り返しをしないよう解決策のヒントになると思い、植田先生にお話しいただきます。
ぜひご参加いただき、成長するためのエッセンスとしてご視聴ください。 今後の先生方の歯科経営のお役立ちになれば幸いです。
動画内容
こちらの動画は、全4回にわたって「院長だけが頑張る歯科経営破綻のシナリオ」の第4回目をお送りしています。
第1回目は、NO2、NO3のドクターを育成し協力して、法人をうまく運営していくこと、第2回目はチームビルディングについて、第3回目はインビザラインを中心とした医院の運営について、お話ししてきました。
今回は、完結編として「スタッフの教育」についての動画をお届けします。
前回までのまとめ
前回は、インビザライン治療の導入が、歯科経営の決め手となるというお話でした。
ポイントは以下のようになります。
○インビザライン矯正治療を取り入れることで「プログラミング的思考を勤務医に身に付けさせる
○ミクロ→マクロの卒後学習から、本来のマクロ→ミクロの順での学習に
○マウスピース矯正を提供できない医院には通いたくない可能性
○アライナー矯正は、衛生士さんの新しい仕事(生産性の高い仕事)の分野
○数年後の日本国民の意識を予想して動く
歯科衛生士のインビザライン治療への介入
インビザライン治療は、以下のような工程があります。このうちIPRのみ歯科医師の介入が必要ですが、カウンセリングやアイテロなどその他の工程は、歯科衛生士のみでも進めていくことができます。
歯科医師だけでなく、歯科衛生士も積極的に介入していくことによって、インビザライン治療を軸にした経営に舵を切っていくことができるのです。
今回のセミナー小テーマ
今回の動画のテーマはこのようになっています。
植田先生は、歯科医院の経営において、若いスタッフばかりの集団は失敗の結果であるとお話しされています。また、勤務医が数年で辞めて開業するという形も当たり前ではなくなっているとのことです。
これからの医院経営は、スタッフ達と「業務委託」していく形へと変化しつつあるのです。
医院が持続成長していくためにUDCでしていること
植田先生の法人で、医院が持続成長していくために、スタッフに対して、意識して行っている施策をご紹介します。
一つ目は「どのスタッフにも向いている仕事だけをさせる」ということです。まずは出来ることから伸ばしてあげ、向いている仕事だけをさせ、向いていない仕事は一切させないことを意識しているそうです。医院の持続成長において最も大切だということです。
二つ目は「ドクターには、早めに、インプラントと矯正、フルマウスでの治療に慣れさせる(1年目から)」です。ドクターには、入って1、2ヶ月目からインプラントや矯正に慣れてもらい、患者との信頼関係が構築できているようであれば、フルマウスでの治療も担当してもらっているそうです。
三つ目は「衛生士にはインビザライン治療の中核をになってもらう」ことを挙げています。
植田先生の法人では、年間で400件の新規のインビザライン症例を獲得していますが、歯科衛生士を中心として治療に当たっているそうです。
最後に、「助手や衛生士に、医院運営のことを考えさせるスタッフマネジメント」が挙げられます。
コンサルタントや視察、医院見学などで外に出る機会の多い植田先生に変わって、歯科助手や歯科衛生士が、自ら医院の運営を考えていくことが出来るようマネジメントすることも大切だということです。
UDCの考えるスタッフマネジメントとは
植田先生はスタッフマネジメントに関してこう考えています。
自分で考えさせるトレーニング
それまでの歯科医院では「マニュアル、規則での指導」が一般的でした。しかしそれでは画一的なマネジメントしかできません。常に自分で考えることを意識させることが、スタッフ自身のキャリアアップにつながると植田先生は考えています。
成績に基づく個人の緻密な評価
また、どのスタッフにも平等に評価するということもしてはいけません。
植田先生の法人では、各スタッフがした仕事を数値化してそれに応じた報酬を与えたり、それぞれの成長に応じたポジションにしていくなど、年功序列に囚われないスタッフマネジメントを意識しています。
個人の能力に合わせた仕事の委任
植田先生は、個人の細やかなトレーニングも必要ないと考えます。
初めから仕事ができるスタッフには、重要なポジションにつかせ、それに応じた仕事を任せます。
まとめ
医院が持続成長していくためには、それまでの画一的なスタッフマネジメントから、脱却しなければなりません。
そして、医師、歯科衛生士、助手それぞれが、一丸となって医院の運営について考えていくためには、個人の意識から変えていく必要があります。
その点でスタッフマネジメントはとても重要です。「向いていないことを無理やりさせるのではなく、できることを評価する」ことは、もしかしたら向上心へとつながるきっかけにもなるかもしれません。
ご自身の医院を成長させたいと考えるのであれば、スタッフマネジメントをもう一度見直してみませんか?