インビザライン・ファーストを取り入れる経営的利点

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講師
植田憲太郎
医療法人UDC
理事長総合治療ディレクター

こんな方におすすめ

 

歯科業界のトレンドとして歯科矯正、特にマウスピース型矯正装置が全国的に導入が進み、GPの先生方を中心に矯正治療を始められる方が多くなってきました。

しかし、矯正治療自体を学んだこともないし、そもそも任せっきりで治療自体が成立するのかも不安を抱えている先生も少なくありません。

このコンテンツでは、歯科クリニックのコンサルティングも行う植田先生に登壇いただき、矯正治療がいかに必要性の高い治療なのかを解説していただき、導入することをイメージしながらインビザラインを知ることができます。

動画の紹介

●アライナー矯正で苦戦をしている方
●スタッフ育成に悩まれている方
●歯科経営を安定させていきたい方

動画内容

インビザラインファーストと聞いて導入に戸惑い悩む方は多いでしょう。

ですが、他の矯正方法を実践している方はぜひ導入の検討をお勧めします。
 

今回の動画ではインビザラインファーストの導入にあたって、経営目線から見た見解を植田先生にご解説頂きましたのでぜひご視聴ください!

植田先生とは

植田先生は収録時から6年前に大阪府にて本院を開業され、 そこから3年後に大阪市内に自費専門のクリニックを設立されました。
 

インプラント治療が得意だったので、インプラント治療をメインに修復治療をたくさんやろうと思っていた」と植田先生。
 

しかしこのタイミングで、患者様からのインビザライン治療の要望が多くなり、今ではインプラント治療よりも8割がインビザライン治療が主体となったそうです。

インビザラインファーストを取り入れた特徴

インビザラインファーストで、歯科クリニックの利益率は劇的に変わります。
 

インビザラインファーストを取り入れる経営的利点は、以下のとおりです。

 

1.材料費が高い

2.チェアタイムの短縮

3.1期治療がシンプルかつ短期で完了

4.歯科衛生士の活躍の場が拡大

 

インビザラインファーストの話が挙がると必ず問題となることが、材料費のコスト面です。
 

しかしながら、植田先生は長期的に見ても短期的に見ても、この1回の投資で全てプラスになると考えています。

材料コストに関する問題

材料費が他の矯正方法と比較すると高コストになることは間違いありません。
 

参考までに植田先生がスライドにて植田先生の経営する医院の設定価格で比較して下さっていますが、圧倒的にインビザライン矯正が高くなっています。

チェアタイムは1台単価で計算

インビザライン矯正の材料費は高くついてしまいますが、チェアタイムの視点から見てみるとまた変わってきます。
 

チェア1枠を1単価として考えていきましょう。

そうしますと、インビザラインがダントツで1番早く短時間で治療が完了するのです。
 

プレオルソは1年程度、同じマウスピースを使いますよね。

 ハイラックスは、平均すると30回ほど通院頂くこととなります。
 

インビザラインファーストは、18ヶ月の治療期間でマウスピースを幾度も作り変えることが可能です。
 

最後のマウスピースの作成が18ヶ月間で完了できれば、通院が終わる計算になります。

インビザラインは1期治療で完結

インビザラインファーストを導入すれば、他の矯正と比較した際に終わりが明確になっています。

それはインビザラインの1期がおよそ18ヶ月で完了するからです。
 

この18ヶ月でほぼ上下顎関節の2番から2番、2番から2番と6のポジションをある程度、正しい位置に導くことができます。 
 

だからこそ、終わりの見えない矯正治療になりにくいため、経営面でも患者様の回転率が良くなるのです。
 

ここまでの内容を踏まえて、インビザラインファーストを導入した場合、1時間あたりの収入かつ資産は、5万円超え(植田先生の歯科医院データ参考)と、他の矯正方法に比べて利益率が良いと言う計算になるのです。

フェーズ2は1人に対してインビザライン治療2人分換算

万一期間内に治療が終えられなかった場合。
 

例えば叢生が残っているので綺麗な歯列にしたいとするとします。

この場合は、フェーズ2に入っていくケースがほとんどです。
 

フェーズ2に入る場合は、1人の患者様から2人分の矯正利益がもらえる計算になるため、マイナスに考えることは必要ありません。
 

 このように一期治療が終わった後で10年以内であれば、コンプリへンシブパッケージフェーズ2という形で治療の継続が可能です。
 

この段階で再度材料費がかかってきますか、植田先生の歯科医院ではフェーズ2での追加材料費はフェーズ1段階よりも抑えているそうです。

 

「フェーズ2に持ち越す場合は、ほぼ長期的に矯正治療が長引くことは少ないので」と植田先生。

 

一般的にはフェーズ1よりもフェーズ2の方が材料費の値上がりがほとんどのようです。

歯科衛生士の活躍の場が拡大

最後にインビザラインファーストの導入が経営かつ、チーム運営に有利だと思われるのは、歯科衛生士の方の活躍の場が広がることです。
 

スキャンや写真撮影、アタッチメントの設置等、きちんと指導して歯科衛生士の方が対応できる様になれば、歯科衛生士はモチベーションとスキルが上がります。
 

またその空いた時間を使い、歯科医師の方は別の方の診察を行うことも可能です。
クリンチェックや全体のディレクションにも視野が伸びるので、余裕を持った治療が可能になるのです。

まとめ

ここまで植田先生のインビザラインファーストの導入による経営面に着目したテーマの動画の内容をお届けしました。
 

インビザラインの導入に高コストがかかるといえど、他の歯科医院と差別化を図り、尚且つスタッフのモチベーションをも保てるインビザラインファーストは、最終的にプラスへと変えることができると言うことが植田先生の見解です。
 

ぜひお悩み中の方は、動画の視聴と合わせて自院の経営を比較し検討してみてくださいね。

担当講師

植田憲太郎

植田憲太郎 先生

理事長総合治療ディレクター
医療法人UDC

大阪市内の大手医療法人での勤務後、大阪府箕面市にうえだ歯科クリニックを開院 翌年医療法人化 その後、質が高く患者さんが選びやすい価格の自由診療と、デジタルデンティストリーを推進すべくCADCAM専門の歯科技工所と、自由診療専門院(大阪市内)を開設。 2020年からは院内で指導者となり得る若手の歯科医師を全国に育成すべく、コンサルタントとして複数の歯科医院内で様々なプロジェクトを進行中。診療内容としてはインプラントのトラブルを解決するインプラントリカバリーと、インビザライン治療の件数が多い。

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