こんな方におすすめ

  • インビザライン治療の精度を高めたい歯科医師
  • 矯正治療のクリンチェック修正に悩む歯科衛生士
  • 効率的な遠心移動のステージングを学びたい歯科医師

動画の紹介

本動画では、上顎前突を伴う2級1類症例に対し、インビザラインを用いて非抜歯で改善するためのクリンチェック修正の極意を詳しく解説しています。まず、2級咬合の特徴であるスピーの湾曲や深いオーバーバイト、大きなオーバージェットを的確に診断し、どのように圧下を組み込むべきかを示しています。

 

特に、大臼歯の遠心移動における予測実現性を高めるためのステージングや、2級ゴムを使用した反作用のキャンセル方法は必見です。 また、下顎前歯のリセッションを防ぐためのリンガルルートトルクの設定や、IPRの適切な活用法など、歯周組織の健康を維持しながら審美的なEラインとアメリカンスマイルを獲得するための臨床的な知恵が凝縮された内容となっています。

動画内容

2級1類症例におけるクリンチェック修正の勘所

2級1類症例の矯正治療において、インビザラインを成功させる鍵は、正確なクリンチェックの修正にあります。動画内では、臼歯部がエンドオンの2級関係にある症例を提示し、非抜歯での改善プロセスを詳述しています。まず着目すべきはスピーの湾曲です。

下顎前歯が挺出している状態では、上顎前歯をリトラクションするためのスペースを確保できないため、前歯部の圧下と臼歯部の直立を効果的に組み合わせる必要があります。この際、単なる移動だけでなく、咬合平面の平坦化を意識した設計が重要となります。

遠心移動の限界と予測実現性を高める戦略

上顎大臼歯の遠心移動において、文献的な安全圏は2.5mm程度とされていますが、症例によってはそれ以上の移動が求められます。動画では、パノラマエックス線写真で歯軸を確認し、近心傾斜している場合は傾斜移動を伴う遠心移動が有利に働くことを解説しています。

また、順次遠心移動を行う際、前歯部が固定源として踏ん張る際の反作用を最小限にするため、2級ゴムの使用が不可欠です。アタッチメントの選択についても、再スキャン時の利便性を考慮した長方形アタッチメントの活用や、ボタンカットによる顎間ゴムの設置など、装置の適合性を維持するための工夫が紹介されています。

歯周組織への配慮とリンガルルートトルクの重要性

長期にわたる2級ゴムの使用は、下顎前歯に対して唇側への傾斜を促す反作用を及ぼします。これが原因で歯肉退縮(リセッション)を引き起こすリスクがあるため、クリンチェック上ではあらかじめリンガルルートトルク(舌側への根尖移動)を設定しておくことが安全策となります。

さらに、下顎前歯部に適宜IPRを施すことで、歯を歯槽骨内に留めつつ、審美的な切歯関係を構築するテクニックも解説。最終的には、患者の笑顔を最大限に引き出すアメリカンスマイルの達成を目指し、動的な評価と生物学的な限界を考慮した緻密な治療計画の立案を推奨しています。

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