こんな方におすすめ
インビザライン治療における治療課題について横田先生のアドバイスを実施しました。
患者は20代の男性で、初診時は下顎が前方に位置する3級症例。
患者さん自身がアンカースクリューを抜いてしまい、下顎のリトラクションが困難となりました。
最初のクリンチェックは前方に出す計画でしたが、アンカースクリューの影響で後方へのリトラクションが進まず、予測よりも移動量が少ない状況の症例です。
動画内容
アライナー治療をする際、抜歯が伴う際に、アンカースクリューを患者様自身が抜いてしまって困っている歯科医師の方。
今回はORTCの症例相談企画にてこちらの課題をMeLoSで活躍される横田先生に解説していただきます。
横田歯科医師とは
スタディグループ『MeLoS』に講師として在籍していらっしゃいます。
岐阜県と京都府を拠点にインビザライン治療やインプラント治療を中心に診療しています。
「痛みの少ない治療で患者様に喜んでもらう」ことがモットー。
アライナー矯正には抜歯の必要性が出てくることもあるので、口腔外科での経験も活かしていけたらと話してくださいました。
また同じ『MeLoS』のメンバーである木川先生と、2021年株式会社ORestを設立。
木川先生は大阪府吹田市ご出身。
1991年4月3日生まれで、動画撮影時点で31歳と若手の方です。
youtubeチャンネルの運営もされているとのことなので。ぜひご覧ください。
相談したい歯科医師の先生
東京で歯科医師をされている先生です。
今回ORTCの症例相談企画にご参加頂くこととなりました。
【症例】20代男性下顎前方に位置した3級
相談される歯科医師の方の所見は以下のとおりです。
・下顎8番両方抜歯(水平埋伏智歯)
・アンカースクリューをご自身で抜いてしまわれる
・患者様が遠方にお住まいで病院に来る前にご自身で抜いてしまうトラブルが発生
・下顎のリトラクションができなかった
・アンカースクリューの埋入は7番遠心方向
これらのことを踏まえて、インビザライン矯正での治療を想定していらっしゃったそうです。
想定していた治療の予後は、
・下顎後方へ遠心移動
・上顎は近近移動かつフレアを検討
とのことでした。
横田先生のクリンチェック所見
アンカースクリューを患者様がご自身で抜いてしまわれたことには驚いていらっしゃいましたが、アンカースクリューの痛手を考慮しても、予測実現性を持って下顎遠心移動は3mm可能と判断されました。
しかし上顎のフレアは望めないと判断されています。
このフレアに関して、可能な限り前歯部の被害の改善というところです。
こちらに関しては、動画内のスライドを視聴してくださればお分かりいただけるかと思います。
まとめ
今回は初回の動画になりますので、序章の内容のみ公開させていただきました。
ここまでの内容は、
・アンカースクリューのトラブルがあった症例
・水平埋伏智歯を抜歯
・下顎を遠心移動
ということでした。
次の動画では、アライナーの枚数やその後の施術について触れたうえで、どのように対応をしていくべきなのか詳しく解説していただきます。
次の動画もぜひ日々の診療に活かしていただけたら幸いです。