インプラント治療を始める前の心構え

森本哲弘 先生

理事長
医療法人匡美会もりもと歯科クリニック

大阪歯科大学を卒業した後、滋賀県の公立甲賀病院の口腔外科に勤務。さらに大阪市内の歯科クリニックの副院⾧を務め、堺市内の歯科クリニックでの経験を経て、2018 年に堺市南区光明池にて開業しました。 この地域は周囲に病院やクリニックが多いので、開業前からやりたかった「医科歯科連携」が実現できると思い、同じビルの下のフロアにある兄の運営する泌尿器科のクリニックがあったため、この場所を選びました。 地域密着型で患者さんの口腔内全体を把握した上で、予防をメインに考え町の総合歯科クリニックをめざして日々対応しています。 また、以前勤めていた公立甲賀病院は大きな総合病院でしたが、一般歯科も口腔外科もあって、なおかつ訪問歯科診療もしていた珍しい所でした。そこで口腔がんの男性の在宅での看取りを経験し、歯科医院に行きたくても行けない患者さんに対して、訪問歯科診療でクリニックと同じレベルの診療を提供したいと考え、現在(月)～(土)まで訪問部隊が出ており、月に約 400 人の患者さんの訪問診療を行っております。 口腔外科・総合歯科の分野で研鑽を積んできた経験を生かし、口腔外科の診療にも尽力しています。当クリニックで口腔外科を対応するのは私のほかに、公立甲賀病院で口腔外科部⾧として勤めていた口腔外科を専門とする歯科医師です。2 人とも経験豊富なので、患者さんには安心して処置を受けていただけると思います。歯や歯茎はもちろん、顎や舌、頬、粘膜など、口腔内のあらゆるトラブルに対応しています。特に、親知らずの処置は抜歯が難しい症例にも対応可能です。 日々の診療において、正確に安全な治療を行うためにも、令和 3 年 4 月より大阪歯科大学口腔インプラント科の社会人大学院となり、さらにインプラント治療における勉学に励んでいます。 また、大阪母子医療センターの非常勤医師として口腔外科の先生方と連携しインプラントの手術も行っております。 そして、同級生と 2 人でスタディーグループ結成し、インプラントや歯周病をテーマとした勉強会を毎月行い、歯科医師や歯科衛生士などを対象にしたセミナーを年 2～3 回ほど開催しています。