こんな方におすすめ

●マウスピース矯正を取り入れている先生
●日々の診療で困っている事がある先生
●マウスピース矯正を取り入れるか悩んでいる先生

動画の紹介

本シリーズ第一弾では「治すべき歯並びと見るべきポイント」についてお話ししています。

最初にお伝えしたい事は「治すべき歯並びは7パターンを組み合わせるべし!」です。

治すべき歯並びとは?と疑問に思った方はぜひ動画を見る事で全て理解できます。

15分程度で視聴できる動画ですので、ぜひ概要と合わせてご参考ください。

動画内容

歯科医師医院長がライセンス取得をしたのは良いのですが、細かい部分の業務フローやスタッフへの教育までは手が届かないものです。

このORTC企画コンテンツでは、木川先生と横田先生に、シチュエーションごとのハウツーを収録して頂いております。

全10回に渡るコンテンツですが、1本10分程度と短めに設定しておりますので、自院でも取り入れやすい内容を持ち帰り、業務フローに活かして下されば幸いです。

木川先生とは?

木川先生は大阪府吹田市がご出身。

1991年4月3日生まれで、動画撮影時点で31歳と若手の方です。

大阪大学歯学部を卒業し、現在は歯科医師2カ所のクリニックで勤務されています。
 

木川先生のすごいところは、大学在学中から予備校で生物の講師や、歯科衛生士国家試験対策を行う塾にて代表講師をされていたことです。

2020年には専門医師によるインビザラインの導入であったり、インプラントをお伝えする講義であったりと多拠点活動されるプロジェクト、メロスの代表講師をしていらっしゃいます。
 

これらの経験を活かし、さらに新大阪の歯科衛生士専門学校の薬理学の講師を担当。

そして今回ご一緒に講義をして下さる横田先生と 共同で、2021年株式会社ORestを設立されたとのことです。

youtubeチャンネルの運営もされているとのことなので。ぜひご覧ください。

横田先生とは?

横田先生もまた大阪府ご出身。

動画撮影時点にて、30歳になったのだそう。

大阪大学歯学部卒業して歯科医師として勤務されています。
 

横田先生と木川先生のこれまでは似通っており、大学受験の予備校の講師をされていたとのこと。
 

横田先生の歯科医師としてのキャリアは口腔外科から始まり、現在は大阪府岐阜県の歯科医院を週に2〜3日ずつ往来しながら働かれています。
 

横田先生もメロスの代表講師であり、岐阜県、香川県をはじめ多拠点に赴いて歯科に関する知識を始め、多くの事をご指南されているそうです。
 

そして木川先生同様、講義をして下さる木川先生と共同で、2021年株式会社ORestを設立されたとのことです。
youtubeチャンネルの運営もされているとのことなので。ぜひご覧ください。

治す歯並びは7パターン

直すべき歯並びは7パターンあります。

 

①叢生

②上顎前突

③下顎前突

④空隙歯列

⑤開咬

⑥過蓋咬合

⑦正中のずれ

 

個々の患者様で、必ずこのパターンの中で複雑に組み合わさっていることが歯科医師が向き合う症例のほとんどです。
 

だからこそ、この基本の7パターンの歯並びが理解できていれば、いくつの歯並びのパターンが混合し患者様が困っているのかを紐解くことができます。

治すべき歯並び7選

前述した7つのパターンが組み合わさった症例が臨床では多く見られます
 

左上の写真で見るとわかることが、

 

・上顎前突

・過蓋咬合(噛み合わせが深い)

 

といったように、2つのパターンが組み合わさってる状態になるのです。
 

実際に臨床で診る患者様の症例は、前述した7パターン覚えて、そのパターンの組み合わせを解明することが重要です。
 

その上で、①問題点はどこか②矯正をするべきか否かを考えていきます。

アングル分類と犬歯分類

アングルの分類とは、ご存知の通り上顎歯列弓に対する下顎歯列弓の近遠心的な関係を上下第一臼歯の咬合関係で評価したものになります。

これでは非常にわかりにくいので以下の点を参考にしてください。

臼歯と前歯の関係

第一臼歯を見る際には、まず前歯との関係を見ていきます。

3番と6番にそれぞれ色がついた線を入れていますが、6番でいくと、上顎第一臼歯の近心頬側のところが下顎第一臼歯の頬面溝に位置している状態です。

3番でいくと、上顎の犬歯の先頭が、下顎3番の遠心3番、4番の間に噛み込んできている状態になります。

これらの情報から、class1、1級と分類して上の歯が相対的に前に出ている状態を、class2、2級と分類をしているのです。

この2級に関しては、上顎前歯に出っ歯傾向があるか否かによって、1類、2類と細かく分類します。

大きな分類で行くと、逆に下の歯が上の歯に比べて前に出ている状態。受口の状態のことをプラス3といったように分類をしている状態です。

問題点を浮き彫りに

直すべき歯並びにおいて、直した方がいい7パターンの歯並びだと判明させ、そして組み合わせを把握します。

3番、6番の位置関係を見て、どのパターンに分類できるかを考えられるようになったはずです。

あともう1つ、最後に大切なのは奥歯と前歯がどういう位置関係になっているかということですね。

患者様から「前歯の出っ歯を治したい」「歯が回転しているのを治したい」というような要望が多いかと思います。

その際に大切にすべき点は、患者様が言われてる前歯というところの思想はもちろん大事です。

しかしそれだけではなく、第一臼歯との関係性もしっかり見ていかないといけません。

一言で言うなら、第一臼歯が前歯に守られて、前歯は奥歯に守られてると言うことなのです。

第一臼歯とまえばはお互いにお互いを守り合ってる関係だということを患者様に伝えること。

どうかこの点は忘れずに頭の片隅に置いておいて欲しいと思います。

まとめ

噛み合わせのための矯正治療で、どこをゴールとして目指すかということが最後になります。

そのためには、矯正治療の達成目標を作ることです。
 

アングルの分類において、1級関係を目指すこと。

犬歯関係も可能な限り1級を目指すこと。
 

それが達成できれば、第一臼歯でしっかりと噛むことができます。

そうすると適切な臼歯のバーティカルストップ、アンテリアカップリングを得ることが出来るのです。
 

 概要としてまとめてはありますが、こちらは動画をご視聴頂き、合わせて本文を読んでいただく方が理解が深まると思いますので、ぜひ動画のご視聴をお勧めします。
 

残りの9回もお楽しみに…!

担当講師

木川禎人

木川禎人 先生

理事
医療法人UDC  MeLoS代表講師

北野高校卒業後、大阪大学歯学部に入学 歯学部生の頃から医療法人UDCに勤め、卒業後は理事に就任。現在は同法人の分院であるHANA Intelligence歯科・矯正歯科の管理医師として活躍している。 学生時代からの講師経験を生かし、関東を中心とした多くのクリニックにてインビザライン導入やインプラント治療に関するセミナーを行っている。

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