こんな方におすすめ

歯科治療のデジタル化でのお悩みはありませんか?

●歯科治療においてのデジタル化を考えられている先生
●デジタルスキャナー導入を検討している先生
●スキャナーを持っているがイマイチ使いこなせていない先生

本動画はこれらの先生方に特に見ていただきたい内容となっております。

歯科治療のデジタル化について、二子玉川三好デンタルクリニックの三好敬太 先生にお話しいただきました。 最後までご視聴いただけると幸いです。

動画の紹介

デジタル化の波は歯科業界においても当たり前の時代となってきました。

すでに日常生活の中でも、便利に生活していく上でデジタルに触れているかと思います。

医療におけるデジタル化がいかに恩恵をもたらすものなのか、デジタル機器の必要性と基礎について見聞を広めたい先生方は必見です。

本動画では、なかでも歯科医療デジタル化の中心ともいえる「口腔内スキャナー」について詳しく解説いただきました。

動画内容

すでに日常生活にはデジタル技術が溶け込んでいる

デジタルカメラやスマートフォン・ウェブ会議など、すでに多くのデジタル技術が存在することが当たり前になってきました。

これらのデジタル技術は、なくてはならない製品・サービスとなってきています。

デジタル製品が多く用いられるようになった背景には、その便利さや効率の良さ、時間を短縮できるなどのメリットが挙げられます。

歯科業界でもデジタル技術は多く用いられている

歯科業界も例外ではなく、デジタル化はどんどん進んでいます。

・カルテの電子化
・オンライン予約
・デジタルX線
・CADによる技工
・オンラインセミナー

これまでは、こういった運営や審査・診断、技工においてデジタル技術が用いられてきましたが、これからは診療・治療もデジタル化していくのでは、と考えられています。

なぜ歯科治療にデジタル化を取り入れる必要があるの?

まず、大前提として、口腔内スキャナーによるデジタルデータとはどのようなものなのでしょうか。

口腔内スキャナーによるデジタルデータとは、印象採得+模型作成+口腔内写真を同時に行われているものです。

これを踏まえたうえで、口腔内スキャナーを用いるメリットをみていきましょう。

口腔内スキャナーを用いるメリット

・患者親和性
・感染防止
・医療廃棄物削減
・教育効果
・即時的な評価
・スペースの節約
・破損・紛失リスクの軽減
・移送時間の短縮
・被災者支援

それぞれについて、少し詳しくご紹介します。


患者親和性

印象採得の際に、フローの良い印象材を用いて、喉の奥に流れ込みそうになってヒヤッとした経験が一度はあるのではないでしょうか。

口腔内スキャナーでは印象材を用いる必要がないため、このような状況を防ぐことが可能です。

嘔吐反射の強い患者さまの印象採得を比較的容易にすることができる、といえます。

感染防止
医療廃棄物削減


感染対策は先生方の歯科医院でも行われているとは思いますが、実際に感染症の患者さまに対する対策が不十分であった場合どうなるでしょうか。

技工物が技工所へと行き来する場合、感染リスクは技工士の方にまで及びますが、スキャナーによる印象採得はデータですので感染リスクを下げることに繋がります。

また、印象材を使用しないことで医療廃棄物を削減することが可能です。

教育効果
即時的な評価


従来の印象採得では、印象がきちんと採れているかを判断する際、模型になった状態を想像する必要があり、臨床経験がある程度必要でした。

口腔内スキャナーによる印象採得は、口腔内の情報がそのまま画面上にコピーできるため、印象がきちんと採れているかどうかの判断が容易にできます。

その場で即時的に評価できるのも、大きなポイントです。

スペースの節約
破損・紛失リスクの軽減


石膏模型を保管するために、多くのスペースを余儀なくされている歯科医院も多いのではないでしょうか。

とくに矯正治療を行っていると、模型はとてつもない量になってきます。

これらの情報がデジタルデータとして保管できれば、物理的な保管スペースが必要なくなりますし、誤って破損・紛失してしまうリスクを減らすことが可能です。

移送時間の短縮


模型による技工では、診療所から技工所への輸送時間がどうしてもかかります。

デジタルデータであれば、データをオンライン上でやり取りできるため、移送させるためにかかる時間をぐっと短縮することが可能です。

例えば、インビザラインはシリコン印象を飛行機でアメリカへ送ってアライナーを作製していたため、近年のようにデジタルデータで作製するよりもずっと時間がかかっていました。

被災者支援


万が一被災した場合、模型や技工物が破損したり流されてしまったりして、治療の継続ができなくなってしまうことがあります。

しかし、デジタルデータをクラウド上に保存しておけば、いつでもデータを取り出して治療の再開などデータの利用をすることが可能です。

例えば被災に伴いデンチャーを紛失した場合も、デンチャー作製のデータさえあれば、被災していない地域の技工所でデンチャーを作製し、被災地へ輸送する、などということもできるのです。



「口腔内スキャナーを用いた臨床〜精密印象の精度・補綴装置の適合〜」については、次の動画「歯科デジタル時代到来!!知っているようで知らない重要基礎知識_Chapter2」で詳しくお話していただいております。

引き続き、動画をご視聴いただけると幸いです。



【次の動画】
歯科デジタル時代到来!!知っているようで知らない重要基礎知識_Chapter2
https://ortc.jp/detail_movie.php?id=335
講師 三好敬太先生
 

担当講師

三好敬太

三好敬太 先生

歯学博士
二子玉川三好デンタルクリニック

大学院在学中より歯科治療のデジタル化を目指して口腔内スキャナーを用いた臨床や研究に没頭、多数のデジタル歯科関連の論文に携わり、 科学研究費助成事業(若手研究)も採択、商業誌で記事を執筆。 現在は二子玉川三好デンタルクリニックにデジタルラボを併設し、院内技工を自ら手がけ、歯科治療のデジタル化について研鑽を積む日々を送っている。

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