立地選定の基礎編

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講師
新渡戸康希
医療法人社団杏壬会 池袋みんなの歯医者さん 矯正歯科・こども歯科
院長

見放題/レンタル

動画時間:00:23:26

こんな方におすすめ

●基本例

●基礎的知識

●歯科医院にとっての優良物件10の事

●ダメな物件を知る

●都会のメリット



クリニックを開業する際一番重要となる「立地の選定」

ご自身の構える場所ですから、一度決めてしまうと動かすことはできません。

だからこそ場所を決める事は一番重要となり、

開業する上で一番最初に決めていかなければその先の全てが決まっていきません。



この先のシリーズにおいても繋がるところが多々あり、

講師の新渡戸先生もかなりの熱量で基礎編について語られていました。

 

動画の紹介

●これから開業を目指す先生向け

●家業を継ぐため今のうちに勉強しておきたい

●今現在苦戦している院長先生

動画内容

 

「新規開院したいけど、場所はどうしよう?」

「進められるがままに場立地選定したけど大丈夫だろうか」

 

そんな悩みを抱えている歯科医師、歯科衛生士の方に向けて、この動画では実際に分院開業で成功している新渡戸歯科医師が立地選定のポイントや注意点を解説して下さっています。

 

ぜひご参考にしてみてください!

立地選定の重要性

歯科クリニックを開業する際、立地選定は非常に重要な要素です。

 

人通りが多く、アクセスしやすい場所を選ぶことで、多くの患者を獲得できる可能性が高まります。

 

一方、人通りが少ない場所や競合が多い場所を選んでしまうと、患者数が伸び悩み、経営が困難になってしまう可能性があります。

 

適切な立地を選ぶことは、歯科クリニックの長期的な成功に直結するのです。

 

開業前に、十分な時間をかけて立地選定を行うことが求められます。

知っておきたい基本の10ポイント

歯科医院にとっての優良物件のポイントは次のとおりです。

 

1. 1階の路面店が最適

2. 道路に面していること

3. メイン通りから視認できること

4. 人通りの多い場所を選ぶこと

5. 500メートル以内に多くの人が存在すること

6. 住宅街に向かう通りに面していること

7. 重要な施設の点と点を結ぶエリアに存在すること

8. メインの入口だけでなく、裏口の人通りも考慮すること

9. 看板が直角に設置できること

10. 自動ドアであること

 

詳しくは動画の中で、池袋を例に新渡戸先生が解説して下さっています。

ぜひ実際に映像を見ながら本文を読み進めていただけると理解が深まりますよ。

ダメな物件を知ろう

1番と4番は絶対に開業してはいけません。

 

これらの場所は大企業でも赤字経営であり、ブランド戦略や広告費として出店しているだけです。

 

歯科クリニックの場合、人通りが少ない場所、競合が多い場所、アクセスが悪い場所などは避け、家賃が高すぎる物件や、設備が老朽化している物件には注意しましょう。

 

物件選びの際は、周辺の環境や人口動態、将来的な発展性なども考慮に入れる必要があります。

 

ダメな物件の特徴を理解し、適切な物件を選ぶことが、歯科クリニックの成功への鍵となるのです。

歯科クリニックに適した立地

歯科クリニックに適した立地条件に関して、新渡戸先生は次のように解説しています。

 

改めて解説頂き、納得のいくお話ばっかりです。

 

ぜひ参考にしてみましょう。

2番:ベストな物件

歯科クリニックを開業する際にベストな物件位置は次のとおりです。

 

・ 人通りが多い

・信号があり、人や車が立ち止まる場所

・池袋周辺500メートル以内

・ 駅と住宅街を結ぶ点と点の間に存在

・ 看板を直角に設置可能

 

大通りではなく、人の歩行における行動範囲で考えると良いそうです。

3番:穴場物件

補足として、3番の位置も立地条件としては良いとのこと。

 

人は一度視線を向けた際、2つの物まで認知できると新渡戸先生は仰いました。

 

この3番の位置は、ちょうどその視界に入るのだそうです。

 

・2番と人通りがあまり変わらない

テナント料が2番より安ければ、3番がベスト

 

上記の内容から、2番の獲得が困難であれば3番を選ぶと良いそうです。

これは嬉しい朗報ですね。

 

5番:特別な物件

5番の物件は、他の歯科クリニックにはない特別な技術を持った歯科医師が開院するには良い物件とのこと。

 

そうでなくても、物件費用を考えるとそこまで悪い場所ではありません。

 

その理由は以下のとおりです。

 

・テナント料は安い

・視認性は悪いが治療目当てで来ているので関係ない

・500メートル以内に多くの人が存在

・ 看板を様々な方向に立てることが可能

・主要な施設の間に所在

 

新規開業であれば2番か3番を狙うべきですが、タイミングによっては5番でも可能です。

クリニックの外観と内装

クリニックの外観と内装について、ここでは解説していきます。

この点はすでに開業し物件を得た経営者でもリフォームが可能なので、ぜひ検討して見てください。

 

・ 自動ドアにする

・日差しを撤去する

・開放的で中が見えるようにする

・プライバシーに配慮しつつ、受付の顔が見えるようにする

 

自動ドアにし、日差しを取り除いて、開放的で中が見えるようにすることで暗い印象がなくなり患者様が来院しやすくなります。

 

外から受付の顔が見えるだけでも、患者は安心して入ってきやすくなると新渡戸先生は話します。

歯医者の売り上げは人によってもたらされる

歯科クリニックの売り上げは、その場所を訪れる人の数に大きく左右されます。

 

どんなに優秀な歯科医師であっても、人通りの少ない場所では患者数が限られてしまいます

 

逆に、人通りの多い立地を選べば、多くの患者を獲得できる可能性が高まります。

 

歯科医師は、自分の技術力を発揮する前に、まず人々が集まる場所を選ぶことも重要です。

立地選定は重要!

 

立地選定は歯科クリニックの経営において非常に重要であり、慎重に選ぶ必要があります。

 

1番と4番は絶対に避け、2番か3番を選ぶのがベストです。

 

クリニックの外観と内装も重要で、開放的で入りやすい雰囲気を作ることが大切です。

 

立地選定について学び、失敗しない開業を目指しましょう。

 

ORTConlineでは歯科業界にいるスタッフの皆様が悩むテーマを取り上げています。

ぜひ今後もご参考にしていただけたら幸いです。

 

 

編集・執筆

歯科専門ライター 萩原 すう

担当講師

新渡戸康希

新渡戸康希 先生

院長
医療法人社団杏壬会 池袋みんなの歯医者さん 矯正歯科・こども歯科

ORTC onlineでは「絶対に失敗しないマウスピース矯正33のこと」を始め動画コンテンツで自身の経験を多くの先生方に共有。インビザラインが日本で導入されて以降、数々のセミナーや勉強会を開催し多くの先生方の学びを後押し。インビザライン治療における、予測実現性を高めるクリンチェック作成を日々追求され、治療技術だけに留まらず、集患・院内体制・経営思考なども伝えることで、これからの歯科医院の在り方についてもアドバイスを行っている。

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