インビザライン導入で激変した歯科医院経営5つのこと

インビザライン導入で激変した歯科医院経営5つのこと 前編

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講師
新渡戸康希
医療法人社団杏壬会 池袋みんなの歯医者さん 矯正歯科・こども歯科
院長

講師紹介 新渡戸康希

  • 新渡戸康希
  • 医療法人社団杏壬会 池袋みんなの歯医者さん 矯正歯科・こども歯科
  • 院長
  • ORTC onlineでは「絶対に失敗しないマウスピース矯正33のこと」を始め動画コンテンツで自身の経験を多くの先生方に共有。インビザラインが日本で導入されて以降、数々のセミナーや勉強会を開催し多くの先生方の学びを後押し。インビザライン治療における、予測実現性を高めるクリンチェック作成を日々追求され、治療技術だけに留まらず、集患・院内体制・経営思考なども伝えることで、これからの歯科医院の在り方についてもアドバイスを行っている。
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こんな方におすすめ

開業後半年?1年でインビザラインを導入した新渡戸講師。
コツコツ勉強を積み重ねていき、現在ではインビザライン主体のクリニックを経営するに至るまで成長を遂げました。
今回は、インビザラインを導入していくなかで変化したポイントを5つに分け、どのように歯科医院が成長や発展を遂げたのか詳しく解説していきます。
ぜひ、最後までご覧ください。
 

動画の紹介

●マウスピース矯正の導入を迷っている先生

●経営に不安がある先生

●スタッフの離職に悩まれている先生


 

動画内容

新しいことへの挑戦する大切さ

さっそくですが、みなさんに質問です。

 

Q:今年、新しいことにチャレンジしましたか?

 

もし、されていないと答えた方は、ぜひ新しいことにチャレンジしてみましょう。
新しいことにチャレンジすることは「自分への投資」につながります。

なぜ新しいことへのチャレンジを勧めるかというと、院長先生はスタッフに対して「勉強しろ」「スキルアップしろ」と言う割に、自分自身が学んでいない方が多く散見されるからです。

新しいことにチャレンジするうえで、必ず守っていただきたいことがあります。

 

✔変化を恐れる
✔変化から逃げる

 

この2つをしないという約束は必ず守ってください。

マウスピース矯正が流行している時代の変遷から逃げようとしていませんか?
逃げてばかりでは現状が変わることはありません。

 

そしてどんな人でも失敗をします。
失敗しない人は決していないのです。
大切なのは「失敗した自分を認められるか」
ここに尽きると言っても過言ではないでしょう。

歯科医院経営の5項目

ではここで、インビザラインを導入して変化した5つの項目をそれぞれに分けて、ご説明します。

 

①新しい治療方法の確立
②スタッフ育成の充実
③歯科医院の持続的成長
④労働時間の削減
⑤働きがい地域NO.1クリニック

新しい治療方法の確立

新渡戸講師はインビザラインを導入してから、このような気持ちの変化が現れました。

 

「一般診療に対して新しい概念が生まれた」

 

インビザライン矯正導入は、それほどまでに画期的で満足度が高い治療法だと気づいたのです。


ここで、症例写真をご覧ください。

このような歯列はめずらしくないと思います。
何ら疑問に思わずスケーリングやSRPをしているのではないでしょうか。
ただ、ここで完璧に歯石を除去しても数カ月後には同じように歯石が溜まってしまうことは、何となく想定できる範囲内だと思います。
つまり歯列不正がある限り、完璧に治療したとしても汚れの再付着やカリエスリスクの高さは逃れられない事実なのです。

 

実は、このような部分的な歯列不正をもつ患者は多く、日本人の97%を占めています。
そしてその97%の方ば、本来であれば矯正治療を受けるべきだといわれているのです。

ここで先ほどの患者に対してインビザライン治療を施した場合、ここまで口腔内環境が改善されました。
もちろんブラッシングもしやすくなり、ストレスがなくなったといえます。

結果的にインビザライン矯正を通して正しい治療法が確立されたというべきでしょう。


しかし97%の患者すべてに矯正治療が必要だとお伝えしましたが、全員が矯正治療を希望するわけではありません。
では、なぜ患者は矯正治療をおこなわないか、その理由について考えていきましょう。

 

この理由を知らなければ、一生矯正患者が増えることはありません。


【よく聞く意見

✔田舎で、矯正を望む患者はいない
✔デンタルIQがウチのクリニック患者は低い
✔高額診療を受けられる患者は限られている

 

上記の理由はすべて言い訳に該当します。
そしてこれらの理由は「事実」ではないのです。


【患者が矯正治療を受けない本当の理由】

1位 歯科医院で指摘されたことがない
2位 自分自身で必要性を感じたことがない


実は、患者はプロから指摘されていないことが原因で、矯正治療の必要性を感じないと考えている方が非常に多いのです。
「お金がないから」「嫌だから」「時間がかかるから」という理由でしないわけではありません。
つまり矯正治療の患者が増えないのは、すべて歯科医院側の責任となります。
自らの手で質の低い患者をつくりあげてしまっていることに気がつかなければ、矯正患者を増やすことはできないでしょう。

ここまで理解できれば、あとは患者に提案をしていくのみです。

【矯正治療を提案する】

1 患者を教育する
2 なぜ必要なのかを説明する

 

この2つを実行しても拒否される場合は、それで構いません。
大事なことは、すべての患者に対し平等に提案することなのです。

そして患者に提案するのは矯正医だけでなく、先生自身でするようにしましょう。
その理由を、次の「スタッフ育成の充実」の項目でお伝えしていきます。

スタッフ育成の充実

ここから、なぜ矯正の提案を自身でしなければならないのか、またスタッフ育成につながるのか、その理由についてお話していきましょう。

先生の多くは、歯科衛生士や歯科助手を下に見ている傾向があります。
乱暴に命令したり強制したりしている場合は、一刻も早く止めてください。

 

それに対して、勤務医に対してはどうでしょうか。
スタッフと同等の態度を取っている先生は少ないのではと感じます。
まずは院長先生にとって、スタッフも勤務医もすべて「部下」に値することを理解しましょう。
矯正の知識や技術が自分自身よりある矯正専門医も雇われている以上、部下とみなされます。


ここで守っていただきたいことは「自信をもって指示を出す」ことです。
知識も技術もある勤務医に対しても的確に自信をもって指示を出していき、まとめていくことが大切だといえるでしょう。

そしてスタッフへの指示ですが、このような指示を出している先生はいませんか?

 

「自分で考えて行動してください」

 

もし、このような文言で伝えてしまっている場合は、一刻も早く止めましょう。
このような指示では、スタッフのプレッシャーが大きくなってしまうのは明白です。

 

ここで、スタッフ教育に大事な考え方を伝授します。

それが「明確で適切な目標設定と支援」です。

 

目標設定を提示して支援を疎かにしていませんか?
ただ指示だけをするのでなく、自らがデモンストレーションをおこなうことでスタッフのモチベーションは変化します。

さらに、部下の能力をはるかに超えた指示を出すことは避けましょう。

【部下へ指示を出す2つの大事なポイント】

✔明確で適切(実現可能)な内容をおこなわせること
✔目標達成のために支援すること

歯科医院の持続的成長

なぜマウスピース矯正が流行しているかですが、それは歯科医院経営において最強の武器となるからだといえます。
インプラント治療やセラミック治療よりも、はるかに単価が高いことから流行していると言っても過言ではないのです。

歯科医院における高利益治療は以下の3つが挙げられます。

 

1.訪問診療
2.メンテナンス(リコール)
3.インビザライン矯正治療

 

このなかでもインビザライン矯正は1件に対し100万円の売上を達成することができます。
年間で換算すると、月1件の契約で1200万円の売上をつくりだせることができる計算です。

 

しかし、お金儲けがすべてではありません。
大事なことは「クリニックを成長させるため」にインビザライン矯正をするのです。


クリニックの成長には3つの事柄が含まれています。

 

✔設備投資
✔人への投資
✔働く環境づくり

 

なかでも働く環境づくりは1番大切です。
現に、新渡戸講師もスタッフが気持ちよく働ける環境づくりを導入しています。


その結果、スタッフの離職率は激減しました。

 

以上のことから、歯科医院経営の特徴的成長のためには、「人」が何よりも不可欠であることを覚えておきましょう。
決してお金儲けのためにマウスピース矯正をおこなうのではなく、クリニックの組織づくりの強化のために利益を使うことを徹底してください。

すべてやりきることが何よりも重要です。

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