宮島先生の公開クリンチェック5

非抜歯の1級症例_処方書提出後のクリンチェック①

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講師
宮島悠旗
宮島悠旗ブライトオーソドンティクス
代表 矯正医

こんな方におすすめ

●マウスピース矯正を取り入れている先生

●日々の診療で困っている事がある先生

●クリンチェックを学びたい先生

動画の紹介

日本矯正歯科学会の認定であり、フライトDrとして活躍している宮島悠旗先生のクリンチェックを大公開!

 

実際の操作方法や治療へのアプローチについて解説していただきました。

 

皆様の治療アイデアの参考にご覧ください。

動画内容

非抜歯の1級症例_処方書提出後のクリンチェックに関して、悩む方は多いのでないでしょうか。処方書提出後のクリンチェックは必ず確認し、修正をしないと理想通りにはならない、と宮島先生。 

 

ここではクリンチェックの最終チェックの重要性とコツを見ていきましょう。

宮島歯科医師とは

・歯科医師
・歯学博士
・日本矯正歯学会 認定医

自院ではもちろん、フライトDrとしても名を馳せる実績の持ち主です。

患者様のご要望にお応えできる矯正治療を追及し、矯正治療の技術を生かした一般歯科とのチーム医療を展開。

患者様の歯の寿命を延ばし、健康な体を保つために、理想的な噛み合わせを整える治療計画を提案していらっしゃいます。

参考元:https://dr-miyajima-yuki.com/profile/

【症例】非抜歯の叢生あり

今回の症例は、10代男性の患者様です。

・上顎前突
・叢生あり

この症状のクリンチェックを確認していきます。

宮島先生定番のステージング

「クリンチェックは毎日やらないといけないと思います」と宮島先生。

回数を重ね、症例を見ていくことで正確なクリンチェックができるようになるといいます。

クリンチェック作成書を提出して、戻されたところでステージングを行います。

今回は非抜歯の1級症例です。

上顎前突で非抜歯。
上顎歯列の順次的な遠心移動になります。

順次的な遠心移動は、臼歯の遠心移動を行った後に犬歯と前歯を交互にブロックして、遠心移動するというステージングです。

このステージングこそ、宮島先生の定番のステージングとのことでした。

最終咬合の確認

ここで重要なことは、正常咬合の要件を満たしているかということです。

・1種2種の咬合どちらなのか

・機密な咬合で犬歯関係が1級になってるか

・上下顎歯列の正中が一致してるか

・オーバージェットが適切な2mm程度か

 

こちらに着目してみていきます。

宮島先生の治療見解

下顎前歯が圧下している場合は、唇側傾斜させないといけません。

 

多くの場合、歯肉をそのまま圧下させてしまうと歯槽骨にぶつかり、予定の数値に圧下できないのです。

 

3番は唇側に出ている場合は舌側へ移動させます。
 

この症例は前歯が早期接触していることが目立つので、圧下する必要があるでしょう。

クリンチェックをするコツ

クリンチェックをする上で覚えてほしいコツは、

 

1.CTを取ること

2.歯間形態から、どちら側に向いているかイメージ

3.いろいろな角度から適切な歯軸を決断

 

以上の3つです。

 

今回の症例の場合、叢生がある方なので唇側傾斜してる箇所は舌側傾斜させ、正しい軸にしましょう。

 

舌側にある歯は唇側傾斜させ、正しい軸にし、レベリングしてから圧下します。

クリンチェックで注意すること

クリンチェックで注意することは、

 

1.歯根だけ舌側に残される

2.咬合がどうなるか、視点を向ける

3.レベリングの連続性を保つ

 

こちらの3つです。

 

歯根を安全な位置へ動かすことを意識しながら配列することで、予後が変わってきます。

 

前歯が早期接触してるので、次は咬合を治していかないといけません。

 

そこで忘れないでほしいことは、レベリングの重要性です。

 

切縁のちゃんと連続性を保つようにしましょう。

まとめ

ここまで、非抜歯の1級症例_処方書提出後のクリンチェックに関して宮島先生の実践過程を学ばせていただきました。

 

クリンチェックで注意することとして、

 

1.歯根だけ舌側に残される

2.咬合がどうなるか、視点を向ける

3.レベリングの連続性を保つ

 

こちらの3つがありましたが、CTからビジュアルを確認することも忘れてはいけません。

 

この後のクリンチェックの様子は次の動画で配信いたしますので、ぜひご視聴し診療にお役立てくださいね。

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