コラム
歯科助手として働く皆さん、日々の業務は大変ですよね。でも、その中には共通のあるある があるはず!今回は、歯科助手ならではのあるあるをいくつかご紹介します。一緒に楽しく 振り返りましょう!
歯科助手は以下のようなことができます
:患者さんの予約を受け付けたり、受付手続きを行っ たりします。
:患者の歯科記録(カルテ)を作成し、管理することができます。
:患者さんを歓迎し、待合室での案内や必要な手続きの説明を 行います。
:歯科医師が治療に使用する器具や材料を準備し、使用後に消毒・滅菌する作業を行います。
:歯科医師に対し、治療中に必要な器具や材料を提供し、患者をサ ポートします。
:歯科助手は、レントゲンセッティングや、レントゲンの位置付けを 行うことができます。 ※撮影は行えません。
:診療室や器具の清掃と消毒・滅菌を行い、感染リスクを軽減し ます。
以上が一般的な歯科助手が行える業務の一部です。ただし、国や地域によっては歯科助手の 役割や業務範囲が異なる場合もあります。
歯科助手の仕事には、一部の国や地域で特定の資格や認定が必要な場合もありますが、一般 的には資格なしでも働くことができます。ただし、歯科助手として働くためには、歯科医院 や病院の方針や要件に従う必要があります。また、現場での研修やトレーニングを受けるこ とも大切です。
トリートメントコーディネーターの資格を取得すると、より歯科助手としての働き方の幅 が広がります。
トリートメントコーディネーター(以下、TC)は、歯科医院で患者と歯科治療を調整する 役割を担います。アメリカではすでに確立している資格ですが、現在の日本では資格がなくても「TC」と名乗ることができます。ただし、日本歯科 TC 協会や日本歯科厚生協会(TC マスターカレッジ)などが認定資格として制定しており、これらの資格を取得することで広 く認知されています。歯科衛生士や歯科助手の方も、TC の資格を取得することができます。
歯科助手として働く中で、院長への思いを抱くことも多いですよね。院長のタイプで歯科助 手として働くことが楽しいか・苦になるか 分かれるポイントだと思います。 例えば、ユニット周りの片付け、アシストを行った後に「ありがとう」と一言言ってくれる 院長だと嬉しくなりますよね。 反対に、片付けをしてもお礼も言われない、道具が足りないと「足りないんだけど!」など とキツく当たられるとすごく嫌な気持ちになると思います。 院長の性格や言動で働きやすさがずいぶん変わります。
患者さんの中で、歯科助手と歯科衛生士の違いが分からない人が多くいます。 「歯科衛生士さん」と言われると、「あ〜違うんだけどなあ…」と思いながらも、一つ一つ 説明することも時間がかかるため、そのまま「はい」と返事をしてしまう方も多いのではな いでしょうか。
歯科助手の皆さんは毎日、アシスタント業務で患者さんの口元を見ています。 そのため、初対面の人やテレビに出ている人の歯並びが気になるようになった のではな いでしょうか? 歯科助手としてだんだん成長していくと、 「この人は噛み合わせ悪そうだな」 「この人の前歯はセラミックだな」 などと細かいところまでわかるようになりますね。
歯科助手の方で電話対応や受付対応をしている方は、初対面でも相手がどんな人か分かる ようになったのではないでしょうか? 電話での声のトーンや話し方で苦手だな、と思った患者さんと実際に会った時、「やっぱり」 と思った経験はないでしょうか。 反対に、患者さんも私たちのことをそのように思っているかもしれません。 電話対応の声のトーンは気をつけましょうね!
歯科業界未経験の方は「いつになったら仕事に慣れるのか」すごく不安だと思います。 実際、半年くらいで慣れてくる方がほとんどです。 慣れるとアシスタント業務も楽しくなりますよ!
歯科助手として働く皆さん、日々の業務は忙しく大変ですが、その中には共通のあるあるが あります。準備の忙しさやチームワークの大切さ、そして院長や歯科衛生士、患者さんへの 思いなど、様々な要素が絡み合っています。 歯科助手の役割は患者さんの健康をサポートすること。笑顔と思いやりを持って、日々の業 務に取り組みましょう。そして、あるあるの中にも楽しさややりがいを見つけて、仕事を楽 しんでいきましょう!
歯科衛生士ライター 西山