講師紹介 吉田 元

- 吉田 元
- モアナ歯科クリニック東川口院 院長
- 神奈川歯科大学 客員教授
- モアナ歯科クリニック東川口医院 院長 皆様初めましてモアナ歯科クリニックの吉田です。 2011年に開業以来自身の開業経験から、新規開業並びに継続経営のお話をさせて頂きます。 またインプラント治療を専門にしており、基礎からアドバンスまで実際の症例をお見せしながらお話しさせて頂きます。
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モアナ歯科クリニック吉田元先生による「3ヶ月で軌道に乗せる新規開業術」の第2部です。本動画では、経営の安定化に不可欠な「損益分岐点」をレセプト枚数や売上額で具体的に定義。
自費診療を伸ばしつつ保険診療の基盤を崩さないバランス感覚や、設備投資の優先順位について解説します。 さらに、多くの院長が悩む「分院展開のタイミング」をキャッシュフローの観点から論理的に解明。
スタッフ教育においては、マニュアル以前に必要な「行動指針(クレド)」の重要性と、プロ意識を醸成する教育手法を公開します。
新規開業を成功させるには、感覚ではなく数値による経営管理が不可欠です。動画内では、歯科医院の売上の方程式(患者数×診療単価×来院回数)を提示し、開業時の損益分岐点を「レセプト枚数約300枚、売上約350万円」と設定。特に重要なのは、自費率を上げる過程でレセプト枚数(患者数)を維持することです。
自費診療は波があるため、保険診療による安定した基盤があってこそ、経営は右肩上がりになります。 そして、高額な医療機器の購入には「BCGマトリックス(成長率・シェア)」の視点を取り入れ、開業初期はCTなどの必須機器に投資し、レーザーなどのプラスアルファは経営安定後に「買い足し」するなど、フェーズに応じた投資判断が求められます。
事業拡大時の最大のリスクは資金繰りです。吉田元先生は、分院展開の適正時期を「既存医院の純利益が、新クリニックの月間ランニングコストを完全に賄えるようになった時点」と断言します。借入返済負担が増える中でキャッシュフローを圧迫させないための、極めて堅実な拡大戦略です。
スタッフマネジメントでは、マニュアルの前に「行動指針(クレド)」を浸透させることが重要です。「品質よりもスピード(効率)」「緊急性よりも重要性」といった独自の判断基準を共有することで、院長が都度指示しなくても自律的に動くスタッフが育ちます。
また、新人教育では「上司は学校の先生ではない」という職業倫理を徹底。経営判断によって方針が変わることは組織として当然であり、それに適応する柔軟性こそがプロフェッショナルには必要だと説きます。
