こんな方におすすめ
日本矯正歯科学会の認定であり、フライトDrとして活躍している宮島悠旗先生のクリンチェックを大公開!
実際の操作方法や治療へのアプローチについて解説していただきました。
皆様の治療アイデアの参考にご覧ください。
日本矯正歯科学会の認定であり、フライトDrとして活躍している宮島悠旗先生のクリンチェックを大公開!
実際の操作方法や治療へのアプローチについて解説していただきました。
皆様の治療アイデアの参考にご覧ください。
●マウスピース矯正を取り入れている先生
●日々の診療で困っている事がある先生
●クリンチェックを学びたい先生
補綴治療中症例及びインプラント予定の症例において、クリンチェックの実践方法がわかる方は少ないのではないでしょうか。
複雑な症例ほど、慎重にクリンチェックを行わなければアライナーの枚数が無駄になったり、患者様とのトラブルに発展したりします。
今回は宮島先生による、実践的なクリンチェックの過程をお見せいただきましたのでぜひご視聴ください!
自院ではもちろん、フライトDrとしても名を馳せる実績の持ち主です。
患者様のご要望にお応えできる矯正治療を追及し、矯正治療の技術を生かした一般歯科とのチーム医療を展開。
患者様の歯の寿命を延ばし、健康な体を保つために、理想的な噛み合わせを整える治療計画を提案していらっしゃいます。
引用元:https://dr-miyajima-yuki.com/profile/
【症例】補綴治療中インプラント予定
今回は補綴治療中のインプラントにおけるクリンチェックを行っていきます。
「アプロビを入れていくのですが、白石の形のままになっているという状態ですね。左、おそらく右下だと思うのですが、記録がありませんね…」と宮島先生。
こう言った場合は、エンジニアまたは歯科医院、クリニックでの確認を行います。
歯牙移動表を見てわかることは、
1.下顎の前歯挺質量が多い
2.右側の上下3番が咬合しない
3.下顎の前歯の圧下
この結果から、下顎前歯の圧下を少なくし、上顎前歯の挺質を少なくできるのではないかとのことです。
下顎の前歯数値を±0にしたいので、現在の咬合状態を見ながら修正していきます。
上顎の3番から3番を3Dコントロール上で動かして調整していきます。
現実的に考えて、右上の2番が 0.8mm挺質できる可能性は低いため、0.5mmで抑えておきましょう。
圧下量が多いところは、もう少しこの節縁の高さを合わせながらズレが0に近づくように持っていきます。
この場合は舌側に入れてみましょう。
動画をご視聴いただくと具体的な過程がお分かりいただけるので、ぜひご参照ください。
クリンチェックは、3Dコントロールの仕様やエンジニアによって、無駄な挺質圧下が行われています。
だからこそ咬合できなくなることが多いです。
修正は必ず必要になります。
クリンチェックで気をつけなくてはいけない点は、
1.前歯は舌側傾斜しすぎている
2.歯槽骨からリセッションしてしまう
この2つになります。
「歯肉と歯間の関係がわかりにくい時は、CTの重ね合わせを利用しビジュアル的に確認すると良いですよ」と宮島先生は話しました。
ぜひご参考にしてみてくださいね。
「歯肉退縮を防ぐために、上顎の近心遠心に、ルートリンガルトルクを入れた方が良さそう」と宮島先生。
歯肉退縮を防ぐためにも、インターインサイザルアングルを適切にするために、調整が必要とのことでした。
ここまでで、上顎と下顎における挺質圧下は改善してまいりました。
この後、咬合していない臼歯への対処について宮島先生にご指導いただきます。
ぜひ次の動画にご期待くださいね。