マウスピース矯正とインプラント治療のコンビネーション治療の可能性

マウスピース矯正とインプラント治療のコンビネーション治療の可能性 PART1

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講師
新渡戸康希
医療法人社団杏壬会 池袋みんなの歯医者さん 矯正歯科・こども歯科
院長

講師紹介 新渡戸康希

  • 新渡戸康希
  • 医療法人社団杏壬会 池袋みんなの歯医者さん 矯正歯科・こども歯科
  • 院長
  • ORTC onlineでは「絶対に失敗しないマウスピース矯正33のこと」を始め動画コンテンツで自身の経験を多くの先生方に共有。インビザラインが日本で導入されて以降、数々のセミナーや勉強会を開催し多くの先生方の学びを後押し。インビザライン治療における、予測実現性を高めるクリンチェック作成を日々追求され、治療技術だけに留まらず、集患・院内体制・経営思考なども伝えることで、これからの歯科医院の在り方についてもアドバイスを行っている。
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こんな方におすすめ

歯科医院向けのセミナー配信サイト「ORTC online」では歯科医療従事者が専門的な知識と技術を習得することを目的に、さまざまなな診療科目のセミナーや動画配信を行っております。
今回の講師は、医療法人社団杏壬会 池袋みんなの歯医者さん矯正歯科・こども歯科理事長兼院長として活躍されている新渡戸康希講師です。
今回は、インプラントを融合したマウスピース治療法や歯科医院経営に必要な売上方法に触れた講義になります。

 

みなさんは、患者にとって満足のいく治療を提供できていますか?
患者に治療の選択肢を与えていますか?
「満足のいく治療は高いから避けられるのでは…」と勧めない先生は数多くいらっしゃると思います。
ですが患者にとって正しい治療は、患者の満足度を上げたり歯科医院の売上につながったりするため、非常にメリットが大きいのです。

 

では、どのような手順で勧めるべきか?
今回は、新渡戸講師の治療に対する考え方や歯科医院経営から見る視点など、非常に学びとなる内容になっています。
ぜひ、最後までご覧ください。


 

動画の紹介

・クリンチェック作成の基礎を学びたい先生

・インビザラインを導入して間もない先生

・さらにインビザラインの治療技術を高めたい先生

動画内容

その治療、本当に正しい?


新渡戸講師は、日本人の97%にあたる症例は、実は矯正治療が必要だと考えています。

ですが多くの歯科医師は、本来矯正治療が必要な症例にもかかわらず、その手順を無視して無理な治療を進めているのです。

実際に、こちらの症例を紹介しましょう。

前歯や臼歯に叢生がある症例ですが、このような口腔内を見かけない日はないと思います。
部分的な叢生のため清掃しにくく、歯垢や歯石の付着、さらに隣在歯にはカリエスが出来そうだと予測ができる症例です。
このような清掃しにくい症例に対し、スケーリングやルートプレーニングを行って改善させたとしても、再び同じように汚れが付着することは、まず間違いないでしょう。

そしてこちらの症例をインビザライン治療した10ヶ月後がこちらです。

叢生が治り、清掃がしやすくなりました。
もちろん歯垢や歯石の付着を抑えることができたおかげで、口腔内環境が改善され、患者自身も満足を得られたといいます。

このように矯正治療を施してから、スケーリングやルートプレーニングを行う流れが、正しい治療法の流れだと新渡戸講師は指摘します。
いくら歯周治療の基本を唱えたとしても、正しい治療法を踏まなければ、それは無意味と化してしまうからです。

ブリッジでなく歯牙移動をした場合の症例


続いては、こちらの症例をご覧ください。

右下⑤6⑦にブリッジが入った症例です。
ブリッジがたわんだ状態になっていることが確認できます。

こちらの症例に関していうと、なぜブリッジを入れたのか、そして8番が残されたままになっているかというところに疑問が生じます。
おそらく根本的な解決より、目先の治療を施したのではないでしょうか。

では、この症例を根本解決するためにはどうすればいいか、治療の流れを見ていきましょう。

①8番抜歯
②ブリッジ除去
③インビザライン治療でスペースを閉鎖
④補綴処置
⑤リテーナーセット

さらに、インプラント治療をされている先生におすすめの治療法がこちらです。

①8番抜歯
②ブリッジ除去
③インビザライン治療
 →インプラントスペースを確保
 ※6番はボルトン分析のために必要
④6番にインプラント治療+補綴処置
⑤リテーナーセット

これらの処置は部分矯正となるため、約半年で終えることができます。

最高の治療をして、患者も歯科医院経営もハッピーに


正しい治療法を提供することは、押し売り商売とは異なります。
患者にとって満足のいく治療とは、私たち歯科医院側が最高の治療を与えることと同じなのです。
そうすることで結果的に患者は満足し、歯科医院経営も安定します。

さきほどの症例の金額設定がこちらです。

総額80万円と聞くと高い印象を受けますが、36回払い月々23,000円と伝えたほうが患者側もイメージしやすく、納得しやすいと思います。
伝え方1つで歯科医院の売上も変わっていくのです。

歯科医院における3つの収入とは


歯科医院の収入パターンは3つ存在します。

✔保険収入
✔自費収入
✔物販売上

この3つのなかで、保険収入が1番ベーシックな収入源になると思います。
では、保険収入を上げるためにはどうすればいいでしょうか。

まず、保険収入を増やす方法は2通りあります。

●保険収入


✔患者数を増やす
✔不正請求をする

あくまでも「患者単価×人数」が売上に該当します。

ただ、不正請求は禁止されているため除外すると、残されたのは「患者数を増やす」だけとなります。
しかし患者数が増えるとスタッフが疲弊したり、医療の質が落ちたりする懸念が考えられるため、結果として満足のいく治療を提供できないうえに、質の悪い歯科医院に落ちぶれてしまうのです。

まとめ


今回は、インプラント治療を融合した矯正治療での正しい治療法と歯科医院経営に関する話をお届けいたしました。
次回以降、さらに詳しい売上アップの方法を伝授していきます。
みなさんの歯科医院経営がうるおいを増すためにも、患者にとって最高で満足のいく治療を提供していきたいものですね。

次回の動画も必見です。

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