講師紹介 高野正博
- 高野正博
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● 開業を目指している歯科医師の方
開業時の資金計画や医院設計、理念の設定に至るまで、高野先生の経験が丁寧に解説されており、今後開業を考えている歯科医師にとって極めて実践的な内容です。失敗しない開業準備に向けた考え方が得られます。
● 開業後に経営に悩みを感じている先生方
開業直後の苦悩や資金繰り、患者数の少なさにどう向き合ったかの実体験が共有されており、思うように経営が進まない先生にとって希望と再起のヒントが詰まっています。
● ビジョンや理念の共有に課題を持つ院長
スタッフとのビジョン共有、理念の言語化と可視化をどのように行っているかを学べます。スタッフとの信頼関係を深めたいと考える院長に最適なコンテンツです。
● キャッシュフロー経営に関心がある経営者層
“脱どんぶり経営”を掲げ、資金の流れを視覚的に管理する「お金のブロックパズル」など、財務知識を強化したい方に有益な情報が満載です。数字に強い医院経営を目指す方へ。
● 医院の定着率・スタッフ満足度向上を目指す管理者
スタッフの人生目標に寄り添った人材育成や研修内容の充実に触れており、離職率の低下やチーム強化を意識する経営者・マネージャーにとって参考になる内容が多数盛り込まれています。
ビジョンから始まる医院経営——理想の実現に必要な4ステップ
千葉県柏市で「高野歯科医院」を運営する高野先生が、自身の開業ストーリーを軸に、「迷わない医院経営」について4つのステップで解説する動画です。本セミナーでは、理想の医院像を具体化し、キャッシュフローを重視した経営スタイル、人材育成、そして長期的なビジョンの実現までをわかりやすく伝えています。
動画の冒頭で語られるのは、「理想の医院を持つことが成功の第一歩である」という考え方。高野先生は大学6年生時点で将来的な開業を意識し、国家試験勉強と並行して医院の設計や経営プランを練っていたことを紹介。自身の目的と目標を明確にし、それに向かって逆算して行動することの重要性を、山登りやドラゴンクエストの例を用いて分かりやすく解説します。
さらに、開業当初は1日数名しか患者が来ない状況から、なぜ焦らず地道に地域に浸透できたのかを「キャッシュフロー経営」の視点から紐解きます。「お金のブロックパズル」や「1アクション3ゴール」の考え方など、実際の歯科医院運営で活用できる具体的なフレームワークも多数登場。
特筆すべきは、スタッフとの関係性づくりへの強いこだわりです。スタッフの幸福を経営の中心に据え、人生設計や働きがいのある職場づくりにも力を注ぐ姿勢は、経営者としての本質を教えてくれます。
医院経営に正解はありませんが、「自分にとっての理想」に向き合い、それを実現するための明確なビジョンと実践的な行動が、継続可能で信頼される歯科医院を作る——そんな思いが込められた動画です。
理想の医院経営を実現するために——高野先生が語る4ステップの重要性
開業を決めた「目的」と「目標」の違いを理解する
本動画では、医院経営において重要なのは「ビジョンを持つこと」であると強調されます。開業の動機を「親の医院を継ぐ」「周囲に流される」といった曖昧なものにせず、「どんな医院を作りたいのか」「何のために歯科医師になったのか」という“目的”に立ち返ることが最初のステップです。
高野先生は、国家試験勉強の合間に自ら医院の設計図を描き、パンフレットを集め、具体的な開業イメージを思い描いていたと言います。この「フィードバック型」と呼ばれる逆算思考は、目的に向かって段階的に目標を設定する思考法であり、多くの歯科医師が日々の忙しさで見失いがちな考え方を再認識させてくれます。
キャッシュフロー経営と「お金のブロックパズル」
診療スキルは磨かれても、「医院を経営する力」は大学では学べないのが現実です。高野先生は、自ら簿記の学校に通って会計知識を学び始めましたが、「お金のブロックパズル」というキャッシュフロー経営の考え方に出会い、大きく方針転換。お金の流れを視覚化し、最低限の会計知識で運営に必要な意思決定ができるようになるツールとして紹介されています。
例えば「自分の時給を1万5,000円と想定し、何に時間とお金を使うべきかを判断する」など、時間価値と資金配分の視点は、経営判断に役立つ実践的な知恵です。
小さく始めて着実に育てる開業戦略
高野先生の開業は、地方の発展途上のエリア、かつ築古の建物の2階という厳しい条件下でスタートしました。「絶対成功しない」とまで言われる立地ながらも、「自分のビジョンを実現する場であればどこでもいい」という考えで開業を決断。しかも、5年以内の移転を見据え、内装費用は極限まで削減。見積もり1,200万円から最終的には600万円での開業に成功しました。
その後も、4年後に移転し、さらに2021年に改装。すべてを段階的に行う「フォワード型」の発展スタイルを貫きました。この段階的成長こそが、無理のない経営を可能にしています。
スタッフとのビジョン共有が医院を成長させる
理想の医院づくりに欠かせないのが「人」。高野医院では、ビジョンをイラスト化し院内に掲示するなど、スタッフと理念を共有する工夫が随所に見られます。
さらに注目すべきは、スタッフに「人生の目的」を問い、キャリアとライフスタイルの両方を支援する姿勢。「スタッフが幸せでなければ、患者を幸せにできない」という哲学のもと、経営者として人材育成や職場づくりに深く向き合っています。
講習会も、歯科医療スキルだけでなく、人生設計や自己実現、コーチング、7つの習慣といった“人間的成長”に重きを置いた内容を導入し、院内文化を育てています。
成功とは「自分のビジョンを実現すること」
最後に、高野先生は「1億円の売上が成功ではない」と明言します。成功とは、「自分にとって何が理想か」を明確にし、それを着実に実現することです。スタッフとともにそのビジョンを共有し、共通の目的に向かって歩むことが、持続可能で幸福度の高い医院経営につながると説いています。
その過程で失敗しても、「失敗を失敗と認めない」心構えが大切であり、試行錯誤のすべてが医院の成長に繋がる——そのような前向きな姿勢が、視聴者の背中を押す内容となっています。