こんな方におすすめ

こんな先生におすすめ

サイナスリフトの基本概念と術式選択を学び直したい歯科医師、上顎臼歯部の治療計画を整理したい先生におすすめです。

この動画で学べること

サイナスリフトの二つのアプローチ、残存骨高径を踏まえた術式選択、インプラント長径と初期固定の考え方を整理できます。

  • サイナスリフトの名称と二つのアプローチ
  • 残存骨高径と必要な挙上量から考える術式選択
  • インプラント長径と初期固定を保つ形成の考え方

動画の紹介

サイナスリフトは一つの術式名として使われることがありますが、講演では歯槽頂側から行う方法と側壁から行う方法を分け、それぞれの特徴と使い分けを整理しています。

上顎臼歯部でインプラント治療を計画するとき、上顎洞底までの残存骨量は術式選択に関わる重要な情報です。本編では、サイナスリフトの基本概念から、ソケットリフトとラテラルアプローチの違いまでを症例画像と模式図で確認します。

ここでは講演内容に沿って、術式の名称、アプローチの違い、残存骨高径と挙上量、インプラントの長径・初期固定を一つの治療設計として整理します。

動画内容

この動画のポイント

  • サイナスリフトの名称と二つのアプローチ
  • 残存骨高径と必要な挙上量から考える術式選択
  • インプラント長径と初期固定を保つ形成の考え方

1.サイナスリフトの二つのアプローチを区別する

講演では、上顎洞底を挙上する処置を広くサイナスリフトとして捉え、その中に歯槽頂側から行うソケットリフトと、上顎洞側壁に窓を設けるラテラルアプローチがあると説明します。

ソケットリフトはインプラント窩側から挙上するため、外科的な侵襲を抑えやすい一方、挙上できる量には限界があります。ラテラルアプローチは側壁から直接操作するため、より大きな挙上に対応しやすい方法として示されています。

  • ソケットリフト:歯槽頂側からインプラント窩を通じて挙上する
  • ラテラルアプローチ:上顎洞側壁に窓を設けて粘膜を挙上する
  • 術式名だけでなく、必要な挙上量と操作範囲を確認する

2.残存骨高径と予知性から術式を選ぶ

講演スライドでは、歯槽頂アプローチと側方開窓アプローチを残存骨高径と予知性の観点から比較しています。境界となる数値を機械的に当てはめるのではなく、症例の解剖、必要な挙上量、術者が操作を確認できる範囲を合わせて判断する流れです。

ソケットリフトでは上顎洞粘膜が均等なドーム状に挙上されるとは限らず、骨面へ付着した粘膜に緊張が集中することがあります。そのため、必要以上に挙上しようとせず、無理をしないことが繰り返し強調されています。

  • CBCT等で残存骨高径と上顎洞の形態を確認する
  • 必要な挙上量と術野の視認性を比較する
  • ソケットリフトで過度な挙上を狙わない

3.インプラント長径と初期固定を一緒に設計する

講演では、長いインプラントを選ぶこと自体を目的にせず、現在のインプラント表面性状と臨床データを踏まえて必要な長径を検討しています。挙上量を増やすほどよいという考え方ではなく、必要な支持を得る範囲で計画する視点です。

また、サイナスリフトを伴う埋入では初期固定が重要です。インプラント窩を最終径まで広げすぎると固定が得にくくなる場合があるため、骨質と使用するインプラント径を踏まえ、形成量を調整する考え方が示されています。

  • 必要なインプラント長径から挙上量を逆算する
  • 骨質と残存骨量を初期固定の観点で評価する
  • インプラント窩を過度に拡大しない

臨床で確認したいポイント

  • 術前画像に残存骨高径、上顎洞形態、予定インプラント長径を書き込みます。
  • ソケット法とラテラル法を、侵襲だけでなく挙上量と視認性から比較します。
  • 形成径は骨質と初期固定の計画に合わせ、使用システムの手順を確認します。

まとめ

  • サイナスリフトには歯槽頂側と側壁側から行う二つのアプローチがあります。
  • 術式は残存骨高径、必要挙上量、粘膜の状態、操作の視認性から選択します。
  • 挙上量だけでなく、インプラント長径と初期固定まで一続きで設計します。

本コンテンツは講演内容を要約したものであり、個別症例への適用は診査・診断および使用機器・材料の添付文書等を踏まえて判断してください。

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