講師紹介 高田訓

- 高田訓
- 奥羽大学歯学部歯学科口腔外科学講座 教授
- 日本口腔外科学会認定 口腔外科専門医・指導医をはじめ、口腔顔面神経機能学会 口唇・舌感覚異常判定認定医、日本口腔検査学会認定医、日本口蓋裂学会口腔外科分野認定師を取得、日本歯科医学会や精密触覚機能検査研修協議会の委員を務める。 著書に『標準口腔外科学 第4版(医学書院)』、『口腔内科学(永末書店)』『口腔外科学 第4版(医歯薬出版)』などがある。
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その事故は、なぜ起きた? 日常臨床に潜むインシデント
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口蓋アンカースクリューはどこが危険?大口蓋動脈を避ける位置と角度の要点を日常臨床の事故予防に生かしたい歯科医師
高田訓先生が症例や画像で示す確認ポイントを学びたい歯科医師
口蓋粘膜と口蓋骨の形状差、大口蓋孔・大口蓋動脈の位置を踏まえ、アンカースクリュー挿入時に講師が重視する部位と角度の考え方を整理します。術前画像と口腔内所見を照合する視点を歯科医師向けに紹介します。
硬く触れる口蓋粘膜の形を、そのまま口蓋骨の形だと考えていないでしょうか。大口蓋動脈を避けるための解剖学的な見方を整理します。
矯正用アンカースクリューを口蓋へ設置する場面では、歯根だけでなく大口蓋孔から走行する血管にも注意が必要です。高田訓先生は、前方と後方で口蓋骨の断面形態が変わること、粘膜面と骨面が一致しないことをCT像と模式図で説明しています。
口蓋粘膜は硬いため、触診した面の直下に同じ形の骨があるように感じやすいと講師は説明します。しかし、後方へ進むほど粘膜面の丸みと骨の立ち上がりには差が生じます。
粘膜へ垂直に挿入したつもりでも、骨に対して想定外の方向へ進む可能性があるため、断面形態を立体的に考える必要があります。
大口蓋孔からは大口蓋動脈と神経が前方へ走ります。動画では模式図とCTを重ね、後方口蓋で血管へ近づきやすい領域が示されます。
歯根を避けた位置だけで安全と判断せず、口蓋側の血管走行を含めて位置を検討することがポイントです。
講師は、口蓋前方の小臼歯付近では粘膜面と骨面の関係を把握しやすく、骨も得やすいという見解を示しています。
一方、後方では口蓋骨が立ち上がり、大口蓋動脈も近づくため、同じ感覚で挿入しないよう注意を促しています。
動画では、後方へ設置する必要がある場合、歯槽骨側へ寄せ、粘膜面へ単純に垂直ではなく横方向を意識する考え方が示されます。
これは講師の症例解説に基づく見解です。実際の適応と手技は、個々の解剖形態と画像を確認したうえで判断する必要があります。
口蓋後方へ進むほど、粘膜の丸みと骨の断面形態は一致しにくくなります。歯根・骨幅・大口蓋動脈の三者をCT上で確認し、粘膜面だけで挿入方向を決めないことが実践ポイントです。
口蓋アンカースクリューの安全性は、歯根回避だけでは評価できません。動画では、大口蓋孔と動脈、粘膜と骨の形状差を踏まえ、前方部と後方部で考え方を変える必要性が解説されています。
動画で学べること:口蓋粘膜と骨の形状差、大口蓋孔・大口蓋動脈、前方/後方で異なる挿入方向。
おすすめ:矯正用アンカースクリューの埋入計画や依頼に関わる歯科医師。
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