講師紹介 高田訓

- 高田訓
- 奥羽大学歯学部歯学科口腔外科学講座 教授
- 日本口腔外科学会認定 口腔外科専門医・指導医をはじめ、口腔顔面神経機能学会 口唇・舌感覚異常判定認定医、日本口腔検査学会認定医、日本口蓋裂学会口腔外科分野認定師を取得、日本歯科医学会や精密触覚機能検査研修協議会の委員を務める。 著書に『標準口腔外科学 第4版(医学書院)』、『口腔内科学(永末書店)』『口腔外科学 第4版(医歯薬出版)』などがある。
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下歯槽神経麻痺が起きたら?初動対応と精密触覚機能検査の要点を日常臨床の事故予防に生かしたい歯科医師
高田訓先生が症例や画像で示す確認ポイントを学びたい歯科医師
下歯槽神経損傷が疑われる場面で、隠さず説明・記録する初動と、SW知覚テスターによる精密触覚機能検査、経時評価の考え方を高田訓先生の講義から整理します。診療録と患者対応へ組み込む視点を確認します。
下歯槽神経損傷が疑われたとき、患者説明と状態の記録をどのように始めるべきか。主観的な症状を経時的に比較するための考え方を整理します。
インプラント、埋伏智歯抜歯、根管充填材の逸出など、下顎管周囲の処置では意図せず神経障害が生じる可能性があります。高田訓先生は、発生を隠さないこと、感覚障害の範囲と程度を数字で残すことを初動の中心として説明しています。
動画では、インプラントの深い埋入、埋伏智歯と下顎管の近接、根管充填材の逸出などが例示されます。講師は、損傷させようとして行う処置ではなくても、結果として下歯槽神経に障害が生じることがあると説明しています。
処置前の画像確認だけでなく、異常が疑われた後に何をするかまで準備しておくことが、インシデント対応の重要な部分です。
高田先生が強調するのは、発生が分かったときに何も説明せず放置しないことです。患者が感じる違和感や麻痺の範囲を確認し、その時点の状態を記録します。
痛みや感覚障害は血液検査のように自動的に数値化されません。だからこそ、同じ方法で繰り返し評価できる仕組みが必要になります。
動画では、太さの異なるフィラメントを皮膚へ当て、感じ取れる段階を記録するSW知覚テスターが紹介されます。患側と健側、術前と術後を同じ方法で比較することで、感覚の変化を数字として追いやすくなります。
講師は精密触覚機能検査の研修と資格にも触れ、万一の症例に備えて検査技術を身につけておく意義を説明しています。
症例では原因物質を除去した後、患側と健側の測定値を経時的に比較しています。自覚症状だけでなく測定値の変化を示すことで、患者と治療経過を共有しやすくなるという講師の見解です。
薬物療法や理学療法も講義内で例示されますが、記事では個別の治療指示へ広げず、講師が示した症例対応として扱います。
疑いが生じた時点を記録の起点にします。感覚障害の範囲、患側と健側の比較、同じ測定条件での経時変化を一続きのデータとして残すことが実践ポイントです。
下歯槽神経麻痺への対応では、発生時の説明と初期記録が出発点です。動画では、SW知覚テスターによる評価と症例経過を通じて、主観的な症状を比較可能な形にする方法が示されています。
動画で学べること:下歯槽神経障害の発生場面、初動説明、精密触覚機能検査、患側・健側の経時比較。
おすすめ:下顎智歯抜歯、インプラント、下顎管周囲の処置に携わる歯科医師。
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