抜歯窩
抜歯窩とは、歯を抜いた後に歯茎に残る空洞のことを指します。抜歯後、抜歯窩は血液で一時的に満たされ、これが血餅と呼ばれるかさぶたで覆われます。血餅が適切に形成され、保持されることは抜歯窩の正常な癒着に重要です。血餅が取れてしまうと、抜歯窩が外部刺激にさらされ、痛みや不快感が生じます。抜歯窩の痛みは通常、傷口が適切に癒着し、痛みが和らぐまでの期間に関連しています。しかし、抜歯窩が適切に癒着しない場合、これをドライソケットと呼び、痛みが1~2週間、重い場合には1カ月にわたって持続することがあります。