口腔機能研修を受講する歯科衛生士へ
「分からない」を、相談できる質問文に。
講義を聞いて疑問が残っても、「どこから質問すればよいか」で迷うことがあります。質問前に「該当箇所」「自分の理解」「確認したい一点」を3行にしてみましょう。
この記事では、曖昧な質問を具体的に書き直す例と、自分用にコピーして使う書式を紹介します。
01 場所を示す講義名・資料・時間帯
02 理解を書く自分はどう受け取ったか
03 一点に絞る何を確かめたいか
質問前に、3行で整理する

まず、疑問が生まれた箇所へ「資料が分からない」だけでは、どの説明についての疑問かが伝わりにくくなります。まずは講義名と、資料の節・ページ、または動画の時間帯を控えます。
そのうえで自分の理解を一文にし、確かめたいことを一つ添えます。結論が出ていなくても、「私はこう受け取りました」と書けば、相談の出発点を示せます。
1.該当箇所:どの講義の、どの説明か。
2.自分の理解:自分はどう受け取ったか。
3.確認したい一点:どこを確かめたいか。
疑問が複数あるときは、一つずつ分けます。先に資料を見返し、答えが見つかった部分はメモを更新してから質問内容を整理しましょう。
曖昧な質問を、具体的に書き直す例
以下は書き方を示すための架空の例です。「講義A」や資料の記載は実在の研修内容を示していません。
例1|資料が扱う範囲を確かめたい
書き直す前「この資料は、どこまでの説明ですか?」
書き直した質問(架空の例)該当箇所:講義A「資料の読み方」第2節「この資料の対象」。
自分の理解:私は、この資料は導入部分だけを説明するものと受け取りました。
確認したい一点:資料が扱う範囲は、後半の説明も含みますか。それとも導入部分に限りますか。
漠然とした「どこまで」を、自分が迷っている二つの範囲に置き換えた例です。質問の対象が資料全体なのか、一つの節なのかも示しています。
例2|用語が指す行動を確かめたい
書き直す前「振り返りとは、どういう意味ですか?」
書き直した質問(架空の例)該当箇所:講義A「資料の読み方」第4節にある「振り返り」という言葉。
自分の理解:私は、資料を読み直して内容を確認することだと受け取りました。
確認したい一点:ここでの「振り返り」は、自分の言葉でメモを書くところまでを指していますか。
言葉の意味全体を尋ねる代わりに、自分の理解と、含まれるか迷っている行動を示した例です。分からない部分を隠して、もっともらしい結論にする必要はありません。
自分の疑問を、3行にして残す

確かめたいことを一つに整える下の3行を院内で認められた文書にコピーするか、紙へ書き写し、[記入]を自分の疑問に置き換えてください。このページ上で入力・送信するフォームではありません。
該当箇所:[講義名・資料の節やページ・動画の時間帯を記入]
自分の理解:[自分はどう受け取ったかを一文で記入]
確認したい一点:[確かめたいことを一つ記入]
質問には患者さんの氏名や症例、検査値、写真などを載せません。資料の文章を長く転載せず、参照箇所と自分の言葉で整理します。
質問の内容に合う相談先を確認する
講義内容については、受講案内に記載された質問の取扱いや指定窓口を確認します。申込み・視聴方法・修了証などの事務手続きは事務局の案内へ、自院の運用は院内の担当者へ、と内容を分けて考えましょう。
このメモは学習上の疑問を言葉にするための編集提案です。患者ごとの診断・治療や、算定可否を判断するための書式ではありません。
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