どんなに壊れていても90分でできる義歯修理

クラスプが折れたので、クラスプ新製する修理 (遠心に回る単鈎) レストがあっていない

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視聴可能
クラスプが折れたので、クラスプ新製する修理 (遠心に回る単鈎) レストがあっていない 伊藤高史
講師
伊藤高史
いとう歯科医院 院長

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動画時間:00:07:58

どんなに壊れていても90分でできる義歯修理

こんな方におすすめ

義歯の修理・維持力向上技術を学びたい歯科医師

迅速な義歯対応を求められる一般開業医

HJC(ハイブリッドジャケットクラウン)を用いた義歯治療に関心のある先生

動画の紹介

本動画では、義歯の沈み込みによる粘膜痛に悩む患者さんに対し、残根上に装着したHJC(ハイブリッドジャケットクラウン)と同時に、既存の義歯にクラスプを増設し、維持力を強化した症例を解説します。

動画内容

残根活用と即日修理で実現する義歯の安定化

本症例は、咬合力の強い患者さんで、既存の義歯が右上6番一箇所でのクラスプ維持に依存していたため、義歯床の沈み込みが発生し、粘膜痛を訴えて来院されました。この沈み込みは、義歯の不十分な維持力と咬合圧の不均衡に起因すると推測されました。

治療方針:維持点の拡大とHJCの活用

治療の鍵は、維持点を増やすことです。左上4番に残存していた残根を土台として利用し、HJC(ハイブリッドジャケットクラウン)を新設。これにより、義歯を維持するための強固なアンカー(クラスプ装着部)を新たに確保しました。

半日でのクラスプ増設・修理手順

  1. 義歯の削合と口腔内適合:HJCが入る部分の義歯を大きく削り、まず義歯が口腔内に適合するように調整します。
  2. クラスプ位置の確認と印象採得:義歯を装着した状態でアルジネート印象を採得し、作業模型を作製。HJCと義歯の位置関係を正確に再現します。
  3. クラスプの加工と溝の形成:模型上で、クラスプの客(義歯床に埋入する部分)を埋めるための溝を義歯床に掘ります。この適合性(HJCとの近接度)が重要です。
  4. 即レジンによるクラスプ埋入:クラスプの頬側を歯にぴったりと合わせながら、即時重合レジンを用いてクラスプの客を義歯床に強固に埋め込みます。この工程により、短時間でクラスプを義歯の一部として機能させます。
  5. 最終調整:クラスプの先端部が粘膜や軟組織を傷つけないよう、カーボランダムポイントなどで研磨し、丸く仕上げます。

教えて先生

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