講師紹介 高野正博

- 高野正博
- たかの歯科医院
- 院長
- 「目標を持ち、それを実現するための経営スキルを身につけることで、理想の医院経営が可能になる」という考えのもと、多くの歯科医師に向けて、医院経営のサポートを行っています。
- プロフィールページ
ビジョンの明確化と経営視点の習得が求められる。
方向性を定め、判断軸を持つことが必要。
理念の言語化と日常への浸透が鍵となる。
開業直後から成功する医院の共通点とは何か――。本セミナーでは、高野先生が自身の開業体験をもとに、「理想の医院像」の描き方、目的と目標の違い、スタッフとのビジョン共有法など、明日から実践できる医院経営のヒントを提供します。
特に、「なぜ開業するのか」「5年後・10年後にどう在りたいか」といった本質的な問いに向き合い、戦略的な目標設計を支える考え方が明快です。
開業前後の不安を抱える先生や、医院の方向性を再確認したい経営者に必見の内容です。
「理想の医院」を描くことは、経営の第一歩。高野先生は、自身が30歳で開業し、移転・改装を重ねながら理想の医院を実現してきた経験をもとに、医院経営の原点として「ビジョン設計」の重要性を説いています。
セミナーでは「目的」と「目標」の違いを、視覚的なワークを交えて解説。目的とは“最終的に目指す理想像”、目標は“そのための具体的な指標”と定義し、例えば「世界平和(目的)」を実現するために「魔王を倒す(目標)」というゲーム的な例えが印象的です。
目標設計には「逆算型」と「フォワード型」があり、自分の思考傾向に合った計画の立て方が必要とされています。高野先生は、キャッシュフロー経営と連動させた「ビジョナリー経営」を提案。未来から逆算して資金・時間・行動の設計を行うことで、目的達成を現実に引き寄せると語ります。
開業初期には内装費を大幅に抑え、600万円で開業を実現。その後、段階的に設備を増やし、最終的にはCTやマイクロスコープも導入。スタッフには“自分の医院づくりのビジョン”を言語化して伝え続け、スタッフの幸福度と定着率の向上にもつながったとしています。
「1億円売上=成功」といった世間の評価ではなく、「自分にとっての成功とは何か」を明確にすることが重要。高野先生は、“健康な人がより健康になるための医院”というビジョンを掲げ、それに共感する仲間とともに医院を運営しています。