講師紹介 吉田 元

- 吉田 元
- モアナ歯科クリニック東川口院 院長
- 神奈川歯科大学 客員教授
- モアナ歯科クリニック東川口医院 院長 皆様初めましてモアナ歯科クリニックの吉田です。 2011年に開業以来自身の開業経験から、新規開業並びに継続経営のお話をさせて頂きます。 またインプラント治療を専門にしており、基礎からアドバンスまで実際の症例をお見せしながらお話しさせて頂きます。
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インプラントベーシックコース
ORTC PRIME見放題対象

本動画では、インプラント手術の精度を飛躍的に高める「ガイデッドサージェリー」について、その重要性と具体的な活用方法を解説しています。 ガイドシステムは、物理的な制約でドリルを導く「静的ガイドシステム」と、シミュレーション上でリアルタイムに位置を確認する「動的ガイドシステム(Xガイド等)」の2つに大別されます。
特に、CTのダイコムデータと口腔内スキャナーのSTLデータをマッチングさせ、補綴主導(トップダウントリートメント)の治療計画を立てるプロセスは、現代のインプラント治療において欠かせないステップです。 ガイドはあくまでアシスタントであり、術者自身の基本手義が重要であるとした上で、デジタルデータをどのように臨床に落とし込み、即時荷重(ロード)や精密な埋入へと繋げるかを、豊富な症例動画と共に詳述しています。
静的ガイドシステムには、無歯顎症例に適した「ラジオグラフィックガイド」と、部分欠損に有効な「スマートフュージョン」があります。 これらを用いることで、フリーハンドに比べて角度誤差を大幅に抑制(平均3度前後)でき、安全な埋入が可能となります。 一方で、ガイドスリーブ内でのドリルの「遊び」による微小な誤差を理解し、それを補正するドリルワークが求められます。
最新の動的ガイドシステムであるXガイドは、モニター上でドリルの先端位置を3次元的にリアルタイム把握でき、フラップレス手術や抜歯即時埋入において高い柔軟性を発揮します。 患者にとっては低侵襲で治療期間の短縮に繋がり、術者にとってはリスク回避と予知性の高い補綴設計が可能になる点が大きなメリットです。
ガイドを用いた手術で最も注意すべきリスクは、注水不足による骨火傷(ヒーティング)です。 スリーブ内は注水が届きにくいため、ドリルを細かく出し入れして冷却を促す「パルスプレッシャーテクニック」や、コントラの重心を捉えた「グリップポジション」などの基本手技が、手術の成否を分けます。
また、埋入時にはガイドスリーブとの摩擦による偽性のトルクに注意し、最終的な埋入トルクはガイドを外して直接確認するプロセスが推奨されます。
動画の後半では、ダブルサージカルテンプレートを用いた「オールオンフォー」の術式も紹介されており、骨リダクションからアンカーピン固定、プロビジョナルの即時セットに至るまで、デジタルの力を最大限に引き出すアドバンスな手法を学ぶことができます。
