講師紹介 野田和秀

  • 野田和秀
  • 一宮かみあわせ歯科
  • 院長
  • 日本顎咬合学会認定医 日本臨床歯科学会所属(SJCD名古屋支部) 2020年「一宮かみあわせ歯科」をご開業された野田先生は、 日本顎咬合学会最優秀賞の実績もあり、咬合治療の発表や矯正セミナーなども多数行う愛知県の新進気鋭のドクターです。 自由診療主体の医院で、小児矯正からワイヤー矯正、GPならではのアライナー矯正と補綴・インプラントを組み合わせた包括的診療まで多彩な症例を手掛けられ、噛み合わせからQOLや生涯の健康に貢献する治療を目指しておられます。
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こんな方におすすめ

この動画では、なぜGPにインビザラインGoがおすすめなのかを追求していきます。

フルインビザラインとの違いやインビザラインGoのメリット、診断、ケースセレクション、症例紹介などをお話ししていきます! 

矯正治療を取り入れるか検討されている歯科医師の方や、ライセンスを取得することに悩んでいる方はぜひ視聴してみてくださいね。
 

動画の紹介

●インビザラインGOについて学びたい先生
●日々の診療で困っている事がある先生
●マウスピース矯正を取り入れている先生

動画内容

インビザラインやワイヤーはあくまで道具であり、それを扱う術者が適切なタイミングで適切な道具を採用し治療にあたることが必要です。
しかし、多くの先生方はインビザラインによる矯正だけで終わらせようとしてしまいます

本来のゴールとはいったい何なのか?

考え方をアップデートして、GPならではのアプローチで解決ができる方法を探っていきましょう。

地方都市のクリニックだからこそできる歯科経営の本質についても触れていますので、ぜひご覧ください!

野田和秀先生とは

野田先生は2007年愛知学院大学歯学部を卒業。
 

初めは矯正には手をつけていらっしゃらなかったとのこと。

それはご自身でも仰っていますが、GPであったからだそうです。
 

局所的なところとして、ペリオやインプラントのセミナーを実施。

並行して臨床経験が増えていく中で咬合の組み合わせの重要性を無視することはできないと考えられました。
 

その点を踏まえて、総義歯に関するセミナーを受け始めたあたりから矯正の勉強にも取り掛かる様になったそうです。

 

初めこそ補綴や全矯正、ワイヤー矯正を行っていました。しかしながら、小児の予防矯正を行っていく上では矯正の専門医ではありません。そのため、 専門医と同等のレベルの矯正治療をしていきたいとインビザラインの導入を検討しました」と当時のことを振り返り、野田先生は話します。

野田先生の歯科治療におけるコンセプト

野田先生が考える歯科治療のコンセプトとしては、小児から高齢者まで「嚙み合わせから生涯の口腔機能全体で予防していく」ということです。
 

そのために、インビザラインGOが欠かせません。

インビザラインGOでは大臼歯が動かすことができませんよね。

部分矯正と同じでは?と感じられる方が多いと思うのですが、裏を返せば、大臼歯を固定源として、半年程度期間で終える矯正に絞ることができます。
 

だからこそ、GPの歯科医師の方で矯正経験が少ない方でも導入しやすいのです。
 

失敗が起きにくく、専門医の先生と大きな差が出にくい矯正になりますので、ぜひお勧めします。

インビザラインGOのススメ

インビザラインGOの導入による経営的なメリットとして、

 

・実施率が上がれば利益率も上がる

・地方都市であれば差別化になる

・フルインビザラインよりも技巧比率が低い

 

技巧比率の問題を考えると、平均80万程度取り組んだとして3分の1ぐらいがインビザラインGOだと5分の1ぐらい技巧比率になるとのこと。

つまり治療期間に関しても同じ様に短期間で終えることが出来るということです。
 

また補綴等の診療も行える場合、補綴とインビザラインGOの組み合わせで治療をすることで、さらにコンサルテーションの幅を広げることが出来ます。

インビザラインとインビザラインGOとの違い

フルインビザラインとインビザラインGOとの違いは、インデザインGOでは20ステージまでの治療が可能です。

およそ5ヶ月から6ヶ月程度の範囲で前歯から小臼歯までの移動が期待できます。
 

対してフルインビザラインのように、全顎すべて矯正ができるものは、 基本的に歯牙移動の制限がありません。
ワイヤー矯正治療と同等に歯牙移動させる事が可能です。
 

野田先生のご意見として「大臼歯が動かせないインビザラインGOでは、固定源をしっかりと持つことや短期間で矯正が終わるというのは失敗が少なくリスクも最低限に抑えられる点で言うなら、インビザラインGOは決して部分矯正と言う様な表現ではないかなと感じます」とのことでした。

アライナー移動の特徴

インビザラインGOはフルインビザラインと比較して大臼歯を動かせないため、症例を選びます
 

しかし対象となる症例には複雑な設定をしなくても期待通りのアライナー移動が期待できる点がインビザラインGOの魅力です。
 

こちらで対象となる症例の判断はどうするのか。

以下のことを参考にしてください。

 

・IPRを用いた少ない移動

・遠心移動

・全額における圧下や拡大

 

これらはアライナー矯正において得意な分野です。
ですので、ここに当てはまる治療をされる場合は治療法としてインビザラインGOの処置を検討されると良いかもしれません。

野田先生が実施している精密検査の内容

野田先生が行っている精密検査の内容は次のとおりです。

 

・口腔写真(基本5枚+3枚)

・顔貌写真(6枚)

・セファロ分析

 

を順に行なっていくとのことです。
 

それに加えたルーティンとしては口腔機能の評価や顎関節の評価、そして下顎位の評価を行います。
 

写真の枚数に関しては、このようにすることで、上下顎の関係や、Eライン、 ガミースマイルやほうれい線の左右差等も見えてきます
 

この様に、一般的にセファロ分析では分からないアップの写真を撮るっていうのも重要です。

まとめ

ここまで野田先生にGPの歯科医師の方へインビザラインGOをおすすめするメリットとその実例をお話し頂きました。

インビザラインGOでは、

・GPでアライナー専門医と大きな差のない治療が行える
・実施率が上がれば利益率も上がる
・地方都市であれば差別化になる
・フルインビザラインよりも技巧比率が低い
・短期間でアライナー矯正が可能になる

以上の5つが大きなメリットになります。

ぜひまだアライナー矯正に手をつけていない先生方は、まずインビザラインGOの導入をご検討されてはいかがでしょうか。

詳しくはスライドと合わせてご覧になりますと理解が進みますのでご参考ください。

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