アルカリフォスファターゼ

主に骨や肝臓、胎盤、小腸粘膜などの組織に存在する酵素です。その主な役割は以下の通りです。

・骨代謝における役割

骨芽細胞(骨を形成する細胞)が産生するアルカリフォスファターゼは、骨の無機質化(石灰化)に関与しています。 具体的には、アルカリフォスファターゼが有機リン酸エステルを加水分解し、無機リン酸イオンを供給することで、ハイドロキシアパタイトの形成を促進します。
・胆汁酸代謝における役割
肝臓で産生されるアルカリフォスファターゼは、胆汁酸の恒常性維持に関与しています。
・栄養素吸収における役割 小腸の刷子縁膜に存在するアルカリフォスファターゼは、リン酸エステルの加水分解を介して、脂溶性ビタミンやその他の栄養素の吸収を助けています。
 

血清アルカリフォスファターゼの上昇が、骨芽細胞の活性亢進を反映するため、骨代謝回転の指標として重要視されています。