胃食道逆流症
胃の内容物(胃酸や消化酵素など)が食道に逆流する病態を指します。
主な症状は以下のようなものがあります。
・胸やけ(灼熱感)
・酸味のあるものが口の中に逆流してくる
・咽頭部の異常感や痛み
・むせる、咳が出る
通常、食道と胃の間には筋肉による「括約筋」があり、逆流を防いでいますが、この括約筋の機能が低下したり、圧がかかると逆流が起こります。肥満による腹圧の上昇・妊娠・喫煙・ストレス・食生活の乱れなどが原因としてあげられます。
一過性のものもありますが、長期化すると食道粘膜が持続的に胃酸にさらされ、食道炎を引き起こしたり、Barrett食道などの合併症が現れる可能性があります。