早期治療(そうきちりょう)1期治療、2期治療

歯科矯正における「1期治療」と「2期治療」とは、矯正治療の異なる段階やフェーズを指します。これらは、患者の年齢や歯の発達段階に応じて行われることが多いです。

1期治療(早期治療)
対象年齢: 通常、6歳から10歳(個人差あり)の子供。

目的:
顎の成長誘導
噛み合わせの改善
悪習癖(指しゃぶり、口呼吸など)の修正
永久歯が正しい位置に生えてくるためのスペース確保

治療内容:
拡大装置や部分的なブラケットなどの使用
成長を利用して顎の発育を誘導する
矯正装置の使用期間は数ヶ月から1年程度が一般的

2期治療
対象年齢: 通常、12歳(個人差あり)から15歳の思春期の子供や、それ以上の年齢の患者。

目的:
全体的な噛み合わせと歯並びの最終的な調整
1期治療で得られた結果を最適化
長期的な歯の安定性の確保

治療内容:
フルブラケットシステムの使用
矯正ゴムやその他の装置を用いた詳細な調整
治療期間は一般的に1年半から3年程度

1期治療と2期治療の違い
1期治療は成長段階の早い段階で問題を修正し、歯や顎の発達をサポートすることに焦点を当てています。一方、2期治療は全ての永久歯が生えそろった後に行われ、最終的な歯並びや噛み合わせの調整を目的としています。

これらの治療段階を通じて、患者はより健康的で美しい歯並びを手に入れることができます。