把持力(はじりょく)
歯科の用語で「把持力」とは、主に義歯や矯正器具などが口腔内で安定しているための力を指します。
具体的には、以下のような状況で使われます:
義歯の把持力: 義歯(入れ歯)がしっかりと顎に固定されているための力です。これには、義歯の形状や材料、口腔内の骨や粘膜の状態などが影響します。
矯正器具の把持力: 矯正装置(ブレースやリテーナーなど)が歯にしっかりと固定されているための力です。これにより、歯の移動や維持が効果的に行われます。
インプラントの把持力: インプラントが顎の骨にしっかりと固定されているための力です。インプラントの安定性は、骨との結合(オッセオインテグレーション)の度合いによって決まります。
把持力は、口腔内の器具が適切に機能し、患者に快適さと効果を提供するために非常に重要です。