咬合違和感症候群

患者が咬み合わせの異常や違和感、不快感を訴えても、歯科臨床検査ではその主訴に関連する所見が見られない場合があります。これは不定愁訴や歯科心身症として分類されることもありますが、簡単に精神的要因を原因とすることには注意が必要です。さらに、こうした病態を検査する際には、個体差を認めた生理学的な咬合を基準にし、患者の話に耳を傾けて解決策を探るべきです。