気になる歯科衛生士の時給事情!安いって本当?

コラム, 歯科衛生士

歯科衛生士の時給は、診療所や医院によって様々です。一般的には、経験や能力に応じて異なるレベルが設定されます。今回は、「歯科衛生士時給 安い」「歯科衛生士時給 高い」というキーワードについて、それぞれの視点から考えてみたいと思います。

 

歯科衛生士の時給が安い理由

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まず、歯科衛生士の時給が安い理由について考えてみましょう。歯科衛生士は、予防歯科や歯周病治療、口腔ケアなど、歯科医師の補助をする役割を担っています。しかし、日本における歯科医師不足の問題や、保険制度の厳しさなどが影響して、歯科衛生士の時給が安く設定されていることが考えられます。

 

また、歯科医療は高度な技術と専門知識を要する分野ですが、歯科衛生士の資格は比較的取得しやすく、人材の供給過剰状態となっていることも一因として挙げられます。そのため、需要と供給のバランスが崩れ、時給が抑制される傾向が見られるのです。

 

そのほかに、歯科衛生士の時給が安いと感じる場合、以下のような要素が考えられます。

 

1. 職務経験の浅さ:新人や経験の浅い歯科衛生士は、仕事に慣れていないため、処置やクリーニングに時間がかかる場合があります。そのため、時給が低めに設定されることがあります。

 

2. 就業時間の短さ:短時間勤務やパートタイムでの雇用の場合、時給が低くなることがあります。フルタイム勤務と比較すると、少ない時間しか働かないため、効率良く業務をこなすことが求められます。

 

歯科衛生士の時給が高い場合もある

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しかし、一方で歯科衛生士の時給が高いケースも存在します。例えば、都市部や大手歯科医院では、様々な特徴的なサービス(ホワイトニングや自費のクリーニング等)を提供しています。そういった施設では、より専門的な技術や資格を持つ歯科衛生士が必要とされるため、時給が相対的に高くなっているのです。

 

また、有名な歯科医師や専門医のもとで働く機会を得ることができれば、経験を積んでスキルを高めることができます。特に、歯科衛生士の分野における技術の進歩は非常に早く、新しい治療法や器具の導入など、常に最新の情報をキャッチアップする必要があります。そういった環境で働くことで、スキルアップが図れるため、時給が高くなることもあるのです。

 

その他の歯科衛生士の時給が高くなるケースを下記にまとめました。

 

1. 経験やスキルの高さ:数多くの症例に携わり、豊富な経験を持ち、高度な技術や知識を持っている場合、歯科衛生士の時給が高くなることがあります。特に、難度の高い処置や専門的な知識・スキルを持っていると、その分の評価として給与が上昇することがあります。

 

2. 習熟度と効率性:仕事に慣れており、処置やクリーニングを効率的に行うことができる歯科衛生士は、時給が高くなることがあります。習熟度が高く、高品質な治療を提供できるため、評価が高いことが給与アップの要因になります。

 

歯科衛生士の時給の違い

[フリー写真] 歯医者さんの治療室でアハ体験 - GAHAG | 著作権フリー写真・イラスト素材集

また、歯科衛生士の時給には、年齢や経験年数、働く時間帯など、様々な要素が影響することも考えられます。一般的な歯科医院なら、初任給からスタートし、経験と共にステップアップしていくケースが多いですが、応募先によっては、経験豊富な歯科衛生士に対しては、高い時給を提供する場合もあるかもしれません。

 

地域別の歯科衛生士の時給

歯科衛生士の時給は、地域によって大きく異なることがあります。一般的には都市部や都市近郊の地域で時給が高く設定される傾向があります。以下に、時給が高い地域と低い地域について詳しく説明します。

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1. 時給が高い地域:

大都市や人口の多い地域では、競争が激しく歯科衛生士の需要が高いため、時給が相対的に高くなることがあります。例えば、東京、大阪、名古屋などの都市部や、人口の多い地域での時給が高い傾向があります。

 

※時給:20003000円のクリニックもあります。

 

 

日本の風景写真7(田舎風景・2014年11月撮影) フリー写真素材 - カフィネット

2. 時給が低い地域:

一方、人口が少なく地方や田舎の地域では、歯科衛生士の需要がそれほど高くないため、時給が低く設定されることがあります。特に、過疎地や地方都市などの地域では、歯科医院や診療所の数が限られているため、競争も少なくなる傾向があります。

 

※時給10001300円くらいが時給が安いと言えるでしょう

 

また、地域によっては経済状況や生活費の差があるため、時給の水準も異なることがあります。都市部では生活費が高くなる傾向があるため、給料もそれに合わせて設定されることが多いです。

 

しかしながら、地域だけでなく診療所や医院によっても時給が異なる場合があります。診療所や医院の規模や経営方針によって時給が決まるため、同じ地域でも大きく変動することがあります。そのため、時給を比較する際には、同じ条件や立場で比較することが重要です。

 

また、歯科衛生士として働く際には、時給だけでなく、福利厚生や労働環境、キャリアアップの機会などの面も考慮することが大切です。時給が高くても福利厚生が整っていない、労働環境が悪い場所で働くことは、長期的に見た場合にマイナスの影響を与えるかもしれません。

 

まとめ

最終的には、自身の希望や目標に合った地域や診療所を選び、将来に向けてキャリアを築いていくことが重要です。

特に、新卒の歯科衛生士の皆さんは時給や給料よりも、「自分が専門としたい分野が整った歯科医院か」を大切に歯科医院を選びましょう!

 

歯科衛生士ライター 西山

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