鎮静に頼らない歯科恐怖症治療──その技術と心理学

鎮静に頼らない歯科恐怖症治療──その技術と心理学 杉平亮介
開催日
02月06日(木)20:00〜21:00
講師
杉平亮介 カルミアデンタルクリニック
参加費用(税込)
0
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こんな方におすすめ

  • 恐怖心の強い患者への対応に課題を感じている先生
    (治療が中断されてしまう/嘔吐反射・迷走神経反射の現場対応に不安がある)
  • 静脈内鎮静法に頼らず治療を進めたい先生
    (鎮静法は使えるが“根本改善”を学びたい、または使用環境が整っていない)
  • 歯科恐怖症の患者が多い地域・医院で勤務されている先生
    (若年期のトラウマ、長期放置の患者が多く来院する環境)
  • 患者対応・説明・接遇における“歯科医側の問題”に気づき始めた先生
    (医原性の可能性を感じ、改善したいと思っている)
  • スタッフ教育や院内体制に課題を感じる院長先生
    (受付・DH・DAの対応が患者の恐怖心を強めている可能性があると感じている)
  • 新人・若手の勤務医を指導する立場の先生
    (心理学的アプローチやSUD評価を教育に取り入れたい)
  • 長く勤務する中で“患者が怖がる理由”を体系的に理解したい先生
    (経験則ではなく、心理学・行動療法として学びたい)
  • 歯科恐怖症を“医院の差別化ポイント”にしたい経営者・分院長
    (“怖くない歯科”“恐怖症対応が強い”というブランドを作りたい)

セミナーの内容

歯科恐怖症は、歯科医療そのものが原因で生じる“医原性疾患”であり、適切な対応を学ぶことで防ぐことも、改善させることもできます。しかし実際の臨床現場では、静脈内鎮静法や笑気などの薬物的アプローチに頼らざるを得ないケースも多く、「恐怖心そのものへのアプローチ」を学ぶ機会は限られています。

本講演では、歯科恐怖症の成り立ち、患者心理、迷走神経反射の理解と対応など、明日から臨床で使える“心理学的アプローチ”を体系的に解説します。さらに、歯科恐怖症を“生み出さない”ために歯科医ができる具体的な接遇・言葉がけ・治療プロセスの工夫について、症例とともにお伝えします。

また、SUD(主観的不安尺度)を用いた評価、シェイピング法、カタルシス効果の活用、精神疾患の見極めなど、一般開業医でも再現性の高い対応技術を、理論と実践の両面から学んでいただけます。

「静脈内鎮静に頼らず治療を完遂できる患者を増やす」
「歯科恐怖症を生まない診療体制を院内に構築する」
こうしたこれからの歯科医療に必要な視点とスキルを、実例を交えながらわかりやすくお届けします。

【取り上げるテーマ】

  • 歯科恐怖症とは何か(背景・医原性・発症メカニズム)
  • 患者心理の理解と迷走神経反射への対応
  • 一般開業医ができる行動療法的アプローチ
  • SUD(主観的不安尺度)を用いた評価方法
  • カタルシス効果と医療面接の実際
  • シェイピング法と“できる所から始める”治療ステップ
  • 精神科・心療内科への紹介基準
  • 歯科恐怖症を“生み出さない”院内体制のつくり方
  • 症例紹介(心理的アプローチによる改善例)
  • 総括:恐怖心に寄り添う歯科医療へ

教えて先生

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