こんな方におすすめ

  • 小児歯科に携わる歯科医師・歯科衛生士の方
  • 口腔機能発達不全症の診断・指導を強化したい方
  • 2024年以降の診療報酬改定に向けた対策を考えている方

動画の紹介

本動画では、歯科医院における口腔機能発達不全症への介入として、特別な器具を必要としない「あいうべ」を用いた評価と指導のポイントを詳しく解説しています。

保険診療においては機能獲得を目的とした「粗運動」を意識し、自由診療では個別のプログラムに合わせた「微細運動」を徹底するなど、診療形態によるアプローチの違いを明確に示しています。

動画内容

筋肉の動きから読み取る口腔機能の課題

口腔機能を評価する際、重要なのは「なぜその動きができないのか」を解剖学的な視点で考えることです。例えば「あ」の発声時に口蓋垂が見えない場合、低位舌や軟口蓋の挙上不全が疑われます。これは顎二腹筋や顎舌骨筋といった開口筋、あるいは茎突舌筋などの協調運動がうまくいっていないことを示唆しており、将来的な嚥下障害や呼吸器への影響を予測する指標となります。

 

また、「い」の動作で口角が上がらず下に引けてしまう場合は、大頬骨筋や笑筋が使われず、広頸筋などが代償的に働いています。このような代償動作は、笑顔の非対称性だけでなく、咀嚼効率の低下やチョッパー食べの原因にもなり得ます。

マランパチ分類を活用したリスクアセスメント

動画内では、咽頭腔の広さを評価するマランパチ分類についても触れています。クラス3やクラス4に該当する症例では、舌根沈下によるいびきや睡眠時無呼吸症候群のリスクが高まります。

軟口蓋を支える口蓋帆挙筋や口蓋垂筋のトレーニングを通じて、クラスを改善させた実体験も紹介されており、口腔機能管理が単なる流行ではなく、一生の健康を支える「生きる土台」であることが強調されています。

歯科医師の役割と保険診療における継続指導

口腔機能発達不全症の管理において、歯科衛生士によるMFT(口腔筋機能療法)は不可欠ですが、最も重要なのは歯科医師の積極的な関与です。3ヶ月に1度は歯科医師が直接診査し、機能改善の兆しを言葉にして伝えることで、保護者の承認欲求が満たされ、治療のドロップアウトを防ぐことができます。 

2024年度の診療報酬改定では、歯周治療の点数幅に変化が見られる一方で、口腔機能に対する評価・加算の重要性が高まっています。スタッフの教育や資料作成に不安を感じる医院に向けて、教育セットやカウンセリング資料の活用など、スムーズな導入のための知恵も共有されています。

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