こんな方におすすめ
●インビザラインライセンスを取得したが活用できていない先生
●ライセンスを取得後症例数を伸ばせない先生
●手を出せる症例が少ない先生
フィニッシュ症例から学ぶマウスピース矯正上達への道
●インビザラインライセンスを取得したが活用できていない先生
●ライセンスを取得後症例数を伸ばせない先生
●手を出せる症例が少ない先生
クリンチェックをする際、歯科医師の方はどのような手順でおこなっているでしょうか。
また注意してみる点は具体的に言えますか?
クリンチェックで重要なのは、「問題と答え」であると新渡戸歯科医師。
新渡戸歯科医師は、
?患者様の主訴
?資料(口腔内写真、パノラマ、セファロ、バストアップ、全身立位)
?勘所
?治療計画(難易度の見極め、治療期間)
が上記4点が重要だと仰っています。
クリンチェックのその後、経過時に考えられる出来事や追加アライナーの見極め、主訴の改善と患者さんのモチベーション、フィニッシュ後経過を観察していれば2年・5年後の状態までスムーズにいくことが患者様としても歯科医師としても理想であるべきです。
そのために知っておくべき知見を、実例を通して治療計画から見直し、知識レベルを高めることが今回の動画のテーマです。
症例ごとでの治療アプローチや計画、治療方法を学ぶことで先生のレベルが飛躍しますのでぜひご視聴下さい。
インビザライン矯正治療を行う際に重要なクリンチェック。
しかし、多くの歯科医師がこのクリンチェックを上手く行えていないために治療計画が伸びてしまい、患者様とのトラブルに発展することがあります。
今回は計画期間で治療を終えるためのクリンチェックのコツと患者様とのトラブル回避のコツを新渡戸歯科医師が解説して下さいます!
動画の視聴と合わせてぜひご覧ください。
医療法人社団教委員会理事長、そして池袋みんなの歯医者さんにて医院長を兼任していらっしゃいます。
今回はORTCにて多くのインビザライン矯正の症例に関して講義を行っていただき、多くの反響を頂きました。
「僕自身も初めてマウスピース矯正を行う上で、不安を感じておりました。クリンチェックを作る段階で使うシミュレーターの使い方も分からなかった状態でしたので…」と新渡戸先生。
今回はそんな初心に戻って、インビザライン矯正を始めた歯科医師の方に向けて、クリンチェックに着目してアドバイスをして下さいます。
クリンチェックとは、問題があって初めて答えが出ますよね。
その答えに合うようにクリンチェックを行う過程を言います。
例えば2級の症例があるとして、問題が挙げられたならば後は答えがあるというシンプルなものなのです。
クリンチェックの、問題から答えを見つけるとしましょう。
この場合は、以下の手順で行います。
1.主訴
2.資料
3.勘所
4.治療計画
この4点が、クリンチェックに必要な過程であり材料になります。
その上で、
5.クリンチェック
6.治療経過
7.観察
上記3点を行います。
追加アライナーの見極め、主訴の改善と患者様のモチベーション維持を行うことも大切な要素になります。
詳しくは例題を用いて、動画の中で新渡戸歯科医師が解説してくださっています。
身近な例を用いて解説してくださっているのは身になりやすいので、ぜひ動画の視聴をおすすめします。
「よく治療完了ができない歯科医師の方は、多くいらっしゃる」と新渡戸歯科医師。
新渡戸歯科医師は、
・主訴が明確でないこと
・患者の抱える悩みが共有できていないこと
これら2つの内容からトラブルを起こしてしまうということがあります。
この点が患者様とのトラブルの原因になってしまうのです。
患者様とのトラブルを回避するには、
・患者の主訴を明確化すること
・正中のズレは必ずしも完全に修復できないこと
・治療に関する内容において同意書を書いてもらうこと
がおすすめです。
治療は、問題(主訴)が明確になってこそ矯正治療(答えを解決する)を行う、ということです。
矯正治療は長期間かかるので、ある程度期間を決めて主訴のみを改善することを優先に考えましょう。
歯科医師がインビザライン矯正治療を行う際には、何を目的に治療しているのか理解している必要があります。
そのために必ず、患者様には問診票にて主訴を紙面上にアウトプットしてもらうようにして下さい。
これにより患者様自身も自分の問題を把握でき、より具体的に歯科医師に向けてどんな治療後を望むのか明確になります。
この点が把握できていないまま治療を進めることがトラブルの原因になってしまうのです。
だからこそ、問題である患者様の主訴を明確化しましょう。
ここまで新渡戸歯科医師からのクリンチェックの方法とインビザライン矯正治療における患者様とのトラブル改善について振り返ります。
・問題(患者様の主訴)の答え(問題を解決する)こと
・患者様の主訴は文面化してもらうと良い
・患者様が1番優先して治療したい内容を把握
・完全に治療ができない要素がある場合は同意書を書いて頂く
これら4つになります。
ぜひ日頃のインビザライン矯正治療を振り返り、活かせるところは取り入れて改善していきましょう。
患者様と歯科医師の方が信頼し合って治療を進めることができる環境作りのお手伝いができれば幸いです!
院長
医療法人社団杏壬会 池袋みんなの歯医者さん 矯正歯科・こども歯科
ORTC onlineでは「絶対に失敗しないマウスピース矯正33のこと」を始め動画コンテンツで自身の経験を多くの先生方に共有。インビザラインが日本で導入されて以降、数々のセミナーや勉強会を開催し多くの先生方の学びを後押し。インビザライン治療における、予測実現性を高めるクリンチェック作成を日々追求され、治療技術だけに留まらず、集患・院内体制・経営思考なども伝えることで、これからの歯科医院の在り方についてもアドバイスを行っている。