医師国家試験のボーダーラインとは?2024年の合格者数なども紹介!

コラム

医師国家試験は、医師免許を取得するために必要な試験です。この試験は、医学の知識や臨床能力、判断力などを評価するものであり、合格するためには幅広い知識と高いレベルの能力が求められます。本日は、医師国家試験のボーダーラインと2024年の合格者数などもご紹介いたします。

 

医師国家試験のボーダーラインとは?

今年の医師国家試験の結果は、受験者数は10,336人で、そのうち新卒者は9,489人でした。合格者数は9,547人で、そのうち新卒者は9,048人となりました。必修問題の合格基準は一定で、正答率が80%以上であれば合格とされます。つまり、採点除外問題がない場合は、160点以上必要です。一般問題および臨床実地問題の合格基準は毎年変動しており、今年は69.776.7%の範囲となりました。

 

ジョブメドレーより引用: https://job-medley.com/tips/detail/30814/

 

 

ちなみに、

 

歯科医師国家試験の合格基準は、必修問題が正答率80%以上です。一般問題と臨床実地問題は、領域A(総論)と領域B(各論)に分けられ、それぞれの平均点と標準偏差から必要な正答率が決定されます。そのため、合格基準点は毎年異なります。2024年の試験では、領域A(各論)は全体の満点94点中60点以上、領域Bは全体の満点379点中254点以上、必修問題は80点中64点以上が合格基準となりました。

 

また、歯科衛生士国家試験は第33回歯科衛生士国家試験で問題1点で220問が出題され、合格基準は正答数132問以上でした。

 

医師国家試験の合格率が高い大学

 

2024315日に厚生労働省が発表した第118回医師国家試験の結果によると、医師国家試験の合格率は92.4で、過去10年間で最も高い数字となりました。新卒者の合格率は95.4でした。学校別の合格率では、自治医科大学が100.0でトップとなりました。その他、国際医療福祉大学医学部、兵庫医科大学、産業医科大学なども高い合格率を記録しました。

 

性別別の合格率では、男性の合格率が91.7、女性の合格率が93.6でした。

新卒者の合格率が100.0%だった学校は、自治医科大学、群馬大学医学部、名古屋大学医学部、東海大学医学部の4校です。また、既卒者の合格率が100.0%だった学校は、自治医科大学、国際医療福祉大学医学部、兵庫医科大学、産業医科大学、名古屋市立大学医学部、防衛医科大学校医学教育部、東北医科薬科大学医学部の7校でした。

 

厚生労働省HPより引用

https://www.mhlw.go.jp/content/10803000/001226842.pdf

 

 

医師国家試験の合格を目指すために

 

医師国家試験の合格を目指すためには、当たり前ですが勉強時間や努力が欠かせません。将来、人の命を預かるお仕事になるわけですから、学生時代からの臨床実習や日々の自己研鑽が最も重要になります。

 

また、医師国家試験に合格するためには、一人一人が自身の学習スタイルに合った方法で努力し、最善の結果を出すことが重要です。ボーダーを超えるためには、確かな知識と実践力を持つことが求められます。また、勉強のみに集中せず、臨床経験やコミュニケーション能力なども高めることが重要です。

 

さらに、医師国家試験の合格には模擬試験の受験も大切です。模擬試験は、実際の試験と同じ形式や難易度で行われるため、試験本番に近い状況で対策することができます。模擬試験の結果をもとに自分の問題点を把握し、それを改善するための学習計画を立てることが重要です。

 

医師国家試験は、合格者数に制限があるため競争が激しい試験です。しかし、合格することで医師としての道が開けるため、多くの受験生が挑戦しています。合格までの道のりは険しく、時間や労力を要しますが、医学の知識や技術を持つことで人々の健康に貢献することができます。

 

最後に、医師国家試験の合格を目指す受験生へのアドバイスです。まずは、十分な学習時間を確保し、基礎から応用まで幅広く勉強することが重要です。また、予備校や学習塾での指導を活用し、受験対策や問題演習に力を入れることも大切です。さらに、過去問題を解くことによって試験の傾向や出題内容を把握し、対策を練ることが有効です。

 

 

まとめ

医師国家試験は大変厳しい試験ですが、適切な学習と準備を行い、自信を持って臨むことで合格への道が開かれます。合格率が高い学校での学習を通じて基礎知識を固め、臨床実地問題を解く力を養うことで、医師免許を取得する夢を実現できるでしょう。

また、私の経験を含めお話しすると、国家試験に合格したら終わりではありません。

勉強だけでなく、人と人とのつながりを大切に、ホスピタリティにあふれた先生たちが増えることを願っています。

 

歯科衛生士ライター 西山

 

 

 

 

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