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国民皆歯科検診制度は誰のためのものか?

国民皆歯科検診制度は、一人ひとりの口腔健康を守り、

疾病の早期発見・治療を促進することを目的としています。

 

つまり、国民の口腔健康を守ることで、

健康寿命の延伸や生活の質の向上につなげるために設けられた制度です。

また、歯科医療に関する費用負担を軽減し、負担を均等に分担することも目的の一つです。

 

このように、国民皆歯科検診制度は、個人の口腔健康だけでなく、

全体の健康保全や社会保障の面でも重要な役割を果たしていると考えられます。

 

 

国民皆歯科検診はまだ義務化されていない?

 

現在の日本において、国民皆歯科検診は義務化されているものではありません。

国民皆さんの口腔内の健康維持を図るために、定期的な歯科健診の受診を推奨しており、

そのための啓発活動や支援策を実施されています。

 

一方で、地域の歯科医師会や自治体が主体となって、歯科健診の実施を行っている場合があります。

自治体によっては、小学生や中学生などの学校を対象に、定期的に歯科健診を実施しているところもあります。

 

また、一部の企業では従業員の健康維持のために、歯科健診を実施する場合もあります。

 

将来的には、政府が新たな法律や規制を制定し、

国民皆歯科検診の義務化の方向性になる可能性が高く

2022年に政府は全ての国民に毎年の歯科検診を義務づける「国民皆歯科検診」の導入に向け、

検討する方針をまとめました。

 

 


 

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